朧花色(おぼろはないろ)とは?|Oborohanairo|#8AB7D2

731日の誕辰和色

花色

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色の説明

朧花色(おぼろはないろ)とは、明るく渋みのある青色のことです。江戸時代中期頃からの染め色の一つで、青系統の『花色 はないろ』の派生色にあたります。

色名の「おぼろ」とは、「はっきりしない」「ぼんやりとした様子」を意味し、夜霧や霞に包まれた風景のような幻想的な印象を与えます。そこから、やや淡く、霞んだように見える淡い花色として「朧げな花色」と呼び、それがそのまま色名となったものでしょう。

近松門左衛門の浄瑠璃『今宮心中』(一七一一)にも「露にしみづく帷子 かたびら、肩と裾とはおぼろ花色」との表現が見られ、江戸時代中期の染色文化において広く用いられていたことが分かります。

ちなみに、『朧花色』の他にも、『舛花色 ますはないろ』『紅掛花色 べにかけはないろ』『薄花色 うすはないろ』など、『花色』から派生した様々な色名が存在しました。

-読み:はないろ-

「露にしみづく帷子、肩と裾とはおぼろ花色」

浄瑠璃『今宮心中』近松門左衛門。正徳元年(一七一一)。

関連する色の紹介

[Explanation of a color]

Oboro Hanairo (おぼろはないろ) is a light yet subdued shade of blue. It is a dyed color that has been used since the mid-Edo period and is considered a derivative of Hanairo (花色), a traditional blue hue.

The term “Oboro (朧)” means “indistinct” or “hazy,” evoking an ethereal impression reminiscent of landscapes enveloped in nighttime mist or haze. From this imagery, a slightly muted and misty variation of Hanairo came to be called “Oboro Hanairo”, and this name was eventually established as a color term.

The color name appears in Chikamatsu Monzaemon’s jōruri play Imamiya Shinjū (1711), where it is described as “Tsuyu ni shimidzuku katabira, kata to suso to wa oboro hanairo”, suggesting that the color was widely used in dyeing culture during the mid-Edo period.

Additionally, besides Oboro Hanairo, there were several other variations derived from Hanairo, such as Masuhanairo (舛花色), Benikake Hanairo (紅掛花色), and Usuhanairo (薄花色). These diverse shades reflect the nuanced approach to color naming in traditional Japanese dyeing culture.

-read: Oborohanairo-

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