向日葵色suna-iro
色の説明
向日葵色(ひまわりいろ)とは、向日葵(ヒマワリ)の花のようなわずかに赤みを帯びた鮮やかな濃い黄色のことです。色名は、その名のとおり向日葵の花の色に由来しています。英名、『サンフラワーカラー(Sunflower color)』。
向日葵 は、江戸中期に日本へ伝来しましたが、『向日葵色』が色名として定着したのは明治以降で、比較的新しい色になります。
江戸時代までの日本では、黄色系統の色は植物や鉱物由来の染料による落ち着いた色合いが主流でしたが、明治維新後の化学染料や合成顔料の普及により、『向日葵色』のような鮮やかな色が生まれ、文明開化の時代とともに広がっていったのです。
ヒマワリ(向日葵)
ヒマワリ(向日葵)は、北アメリカの原産のキク科の一年草。花は鮮やかな黄色で、種は食用となる。「日廻り」や「日回り」と表記されることもある。
和名「向日葵」は、花が太陽の動きにあわせてその方向を追うように回るといわれたことに由来する。なお、「ヒマワリ」は夏の季語となっている。

ヒマワリ畑
-読み:ひまわりいろ-
関連する色の紹介
[Explanation of a color]
Himawari-iro (Sunflower Color) refers to a vivid, deep yellow with a slight reddish tint, reminiscent of the blossoms of the sunflower (Himawari). As the name suggests, it is derived from the color of the sunflower’s petals. In English, it is called Sunflower Color.
Sunflowers were introduced to Japan in the mid-Edo period, but the term Himawari-iro became established as a color name only after the Meiji era, making it a relatively recent addition to the Japanese color vocabulary.
Until the Edo period, yellow tones in Japan were mainly subdued shades produced from plant- and mineral-based dyes. However, after the Meiji Restoration, the spread of chemical dyes and synthetic pigments brought forth bright hues like Himawari-iro, which gained popularity along with the era of bunmei kaika (civilization and enlightenment).
-read: Himawari-iro-
参考文献

注意事項
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