紅葉色(もみじいろ)とは?|momiji-iro|#E2421F

紅葉色momiji-iro

色の名前Japan Color Name 紅葉色(もみじいろ)
ローマ字Romanized momiji-iro
RGB R:226 G:066 B:031
CMYK C:00 M:86 Y:90 K:05
Web カラーHex triplet
誕辰色10月1日

色の説明

紅葉色(もみじいろ)とは、晩秋の赤く色づくカエデのようなあざやかな赤色のことです。  古くからの色名で、もとは平安装束のかさねの色目『紅葉 もみじ』に由来しています。

もみじ」とは「色を揉み出ずる」が語源で、植物が色づくことを指していました。中でも楓が最も美しく色づくことから、いつしか楓を「もみじ」とも呼ぶようになったのです。

重ねの色目:紅葉重ねの色では『表赤・裏濃赤』の色目で、真っ赤に色づく楓の葉の重なりを表しています。出典:『雁衣鈔 かりぎぬしょう

また、他にも『表黄色・裏蘇芳』という説もあり、こちら黄葉 こうよう紅葉 こうようした楓の二色を表現したものでしょう。
(他に5説ほどあり)

もちろん、重ねの『紅葉』の着用時期は秋です。

楓 (カエデ)

楓(カエデ)とは、ムクロジ科カエデ属の落葉高木。「モミジ」とも呼ばれる。
日本でもっとも多く見られるのはイロハカエデ(イロハモミジ)。

花札-紅葉

また紅葉 もみじは、花札の10月札のモチーフとしても有名。余談だが、この花札の鹿がそっぽを向いていることから「シカト」の語源になった。

紅葉」が付くかさねの色も、『紅紅葉 くれないもみじ』『青紅葉 あおもみじ』『黄紅葉 きもみじ』『初紅葉 はつもみじ』『櫨紅葉 はじもみじ』『楓紅葉 かえでもみじ(蝦手紅葉)』と数多く、またモチーフも楓に限らず、ハゼ二レなど様々な樹々による紅葉 こうようを表しています。

「もみじ」は古来より日本人にとって身近で、『万葉集』でも「もみじ」を読んだ歌は百首を超えます。なお、古代では「黄蘗」を「もみじ」と読んでいました。

秋の山野に輝く赤を表現した『紅葉色』は、日本の秋を代表する色といっても過言ではないかもしれません。

赤く色づいた楓

赤く色づいた紅葉

-読み: もみじいろ-


関連する色の紹介

[Explanation of a color]

The Momiji-iro is a vivid red that looks like a red-colored camellia in late autumn. It is an old color name, originally derived from the “Momiji” color of Heian costumes.

The word “momiji” was derived from “squeezing the color” and refers to the coloration of plants. Among them, the camellia is the most beautifully colored, so it came to be called “momiji”.

Overlapping color “Momiji” Overlapping color is the color of the front red and back dark red, and represents the overlap of bamboo leaves colored in red. “Kariginusho”

In addition, there is also the theory of “Omotesawa / Ura Soho”, which expresses the two colors of yellow leaves and autumn leaves.
(There are 5 other theories)

Of course, the wearing season of “Momiji” is autumn.

Maple

A maple is a deciduous tree of the genus Maple. Also called “Momiji”.

The most common in Japan is Irohakaede (Irohamomiji).

Hanafuda-Momiji
Momiji is also famous as a motif for the Hanafuda October card. As an aside, the deer is facing away, so it came from the word “Sikato”.

“KurenaiMomiji” “AoMomiji” “KIMomiji” “HatsuMomiji” “HajiMomiji” “KaedeMomiji” ”And many motifs are not limited to camellia, but represent the autumn leaves of various trees such as goby and two.

“Momiji” has been familiar to Japanese people since ancient times, and more than a hundred songs have been read in “Momiji”. In ancient times, we read “黄蘗” as “Momiji”.

It may not be an exaggeration to say that “Momiji-iro” is the autumn color of Japan.

-read: Momiji-iro-

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紅葉色(momiji-iro)
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