杏色(あんずいろ)とは?|Anzu-iro|#F4A466

杏色Anzu-iro

色の名前Japan Color Name 杏色(あんずいろ)
ローマ字Romanized Anzu-iro
RGB R:244 G:164 B:102
CMYK C:0 M:45 Y:60 K:0
Web カラーHex triplet
誕辰色9月24日

色の説明

杏色(あんずいろ)とは、熟した杏の果実のようなやわらかい橙色のことです。

杏はバラ科サクラ属の落葉小高木で梅やスモモの近縁種。我が国でも古くから栽培されていましたが、果肉を食すためではなく種の中にある『杏仁 きょうにん』を漢方薬として使用するために収穫されていました。

平安時代には『唐桃 からもも』と呼ばれ『古今和歌集 こきんわかしゅう』にもその名が見られます。

「あふからも ものはなほこそ 悲しけれ 別れんことを かねて思へば」(古今和歌集)。

ただし、『杏』が色名となったのは明治以降に『アプリコットカラー』が伝わりそれが和訳されてから。

日本では古来より実の色が色名となることは少なく、多くは花の色が色名となっています。ちなみに、杏の花は淡い薄紅色。逆に西洋では実の色が色名となることがほとんどであり、杏色(アプリコットカラー)もその例にもれず実の色が元になっています。

杏色に似た色に『枇杷色 びわいろ』がありますが、やはり近代になってできた色名です。

杏

杏の果実

-読み:あんずいろ-

関連する色の紹介

[Explanation of a color]

The anzu-iro, it is the soft orange, such as the fruit of ripe apricots.

Apricot is closely related species of plum and plum in the deciduous Odaka tree of Rosaceae Prunus. I’ve been cultivated since ancient times in Japan, it was harvested in order to use is in the seed rather than because it is eating the flesh “Kyounin” as a herbal medicine.

You also seen its name to the Heian period is referred to as a “Karamomo” “Kokinwakashu”.

“Afukara also thing if Omoe some time that Wakaren Naho what Kanashikere” (Kokinwakashu).

However, “Anzu” is “apricot color” is transmitted it from being Japanese translation in the Meiji era became the color name.

It is rare to be a color name the color of the fruit since ancient times in Japan, many of the color of the flower has become a color name. By the way, apricot flowers pale pale pink. In the West to reverse is almost the color of the fruit is the color name, the color of the fruit does not leak to the apricot color also cases that have been in the original.

There is a “Biwa-iro” in color that is similar to apricot color, but the color name that has resulted from again become modern.

-read:Anzu-iro-

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タグ:明治の色果実の色

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