色の名前Japan Color Name | 二人静(ふたりしずか) |
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ローマ字Romanized | Futarishizuka |
RGB | R:088 G:059 B:085 |
CMYK | C:25 M:50 Y:00 K:70 |
Web カラーHex triplet | |
誕辰色 | 10月31日 |
色の説明
二人静(ふたりしずか)とは、暗く渋い紅紫色のことです。『二人静』は能楽の演目で、「静」とは源義経の愛妾「静御前」のこと。室町幕府の八代将軍「足利義政」が二人静を舞ったとき、紫地に鳳凰の丸紋の金襴の衣装をまとったことからこの色名が残りました。
ちなみに、鳳凰の丸紋の金襴地も『二人静』と記しますが、この場合は「ににんしずか」と読まれるのが通例です。
『二人静』の花もやはり能の演目からきており、4〜6月に咲く白い小さな花の2本の花序 を静御前とその亡霊の舞姿にたとえたものです。花言葉は「いつまでも一緒に」。
二人静の落ち着いた色は、舞の名手「静御前」の美しさと面影を偲ぶ色名といえます。
-読み:ふたりしずか-
二人静(能楽)
大和の国の吉野菜摘川。吉野勝手明神の正月七日の神事のために乙女が若菜を摘んでいると、一人の女性が現れ、吉野に帰ったら自分を供餐してくれるよう神職に頼んで欲しいという。乙女が名前を問うたが、それには答えず、疑われたら取り憑いて名前を明かすと言い残し消えうせた。
乙女は戻ってこの件を神職に報告したが、疑いの言葉を口にしたため取り憑かれて狂乱状態になった。神職が憑き物に名前を尋ねると自分は静御前であると答える。
神職は乙女に取り付いたのが静御前の霊であると知り、弔うことの条件に舞を所望する。
かつて静御前が奉納した衣装を身につけて乙女が舞い始めると、いつのまにか静御前の霊も同じ衣装で現れ、一人の女が二人になって舞を舞うのだった。
関連色:紫
[Explanation of a color]
The Futarishizuka, it is that of dark bitter calf color. “Futarishizuka” in the Noh repertoire, that of the mistress of the “static” Yoshitsune “Shizuka Gozen”. When the Muromachi Shogunate of the 8th Shogun “Ashikaga Yoshimasa” was waiting for Futarishizuka, this color name was remaining from that it was wearing a phoenix round crest of brocade costumes in purple areas.
By the way, even brocade land of phoenix round crest and marked “二人静” but, in this case it is customary to be read as “Nininshizuka”.
Hana has also come also from the ability of the repertoire of “Futarishizuka”, is what you have if the two of inflorescence of small white flowers that bloom in April-June and to dance appearance of the ghost Shizuka Gozen. Language of flowers “forever together also.”
Calm colors Futarishizuka, you say the color name that remembering the beauty and the vestiges of dance virtuoso “Shizuka Gozen”.
-read:Futarishizuka-
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