色の名前Japan Color Name | 紺藍(こんあい) |
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ローマ字Romanized | Konai |
RGB | R:007 G:043 B:091 |
CMYK | C:100 M:95 Y:52 K:16 |
Web カラーHex triplet |
色の説明
紺藍(こんあい)とは、少し紫みがかった藍色のことです。紺みの藍。 『紺』も『藍』も濃い青の代表的な色ですが、『藍』に『紺』を冠することで青みの濃さを表現しました。
『紺藍』は色名としては比較的に新しく、明治時代の近代文学から見られるようになったものです。当時の知識人たちが「暗みの強い藍色」を表現した言葉が、そのまま色名として定着したのでしょう。ちなみに、『紺藍』はJISの色彩企画では「濃い紫」とされています。
ちなみに、「平家物語」には「紺藍摺 白布千端 をつめり」という表記がありますが、この「紺藍摺」とは『紺』や『藍』で布などに模様をすりつけることや、またそのすったものを指しており、色名のことではありません。
-読み:こんあい-
「其群れる黒色、灰色、紺藍色の岩石の彼方には」
『春潮』田山花袋著。明治三十六年(一九◯三)。
関連する色の紹介
参考文献
- 長崎盛輝『新版 日本の伝統色 その色名と色調』青幻舎 ISBN-10:4861520711
- 吉岡幸雄『日本の色辞典』紫紅社 ISBN-10:4879405493
- 内田 広由紀『定本 和の色事典』視覚デザイン研究所 ISBN-10:4881082035
[Explanation of a color]
The Konai is a slightly purplish indigo color. Ai of dark blue. Both “Kon” and “Ai” are typical dark blue colors, but “Ai” with “Kon” expresses the intensity of blueness.
“Konai” is relatively new as a color name, and was first seen in modern literature during the Meiji period (1868-1912). The intellectuals of the time used the term to describe a “dark indigo color,” and the name has since taken root as a color name.
Incidentally, in “The Tale of the Heike”, there is a description “Konai-zuri shiroifu sendan sundan tsumeri”, but this “Konai-zuri” refers to rubbing patterns on cloth with “Kon” or “Ai”, and not to the color name.
-read: Konai-
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タグ:近代の色