色の名前Japan Color Name | 赤紫(あかむらさき) |
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ローマ字Romanized | Akamurasaki |
RGB | R:146 G:007 B:131 |
CMYK | C:10 M:70 Y:08 K:00 |
Web カラーHex triplet | |
誕辰色 | 4月19日 |
色の説明
赤紫(あかむらさき)とは、牡丹 や躑躅 のような赤みが強い鮮やかな紫色、または暗く渋い紅色のことです。古代では茜と紫根を用い、酢と椿の灰汁で染めていました。
『赤紫』は一般的に『赤』と『紫』の中間を指しますが、色のイメージが幅広く、JIS規格で定められた色と伝統色では色合いに大きな違いがあります。また、平安の頃で比べても文武天皇の定めた服制では『赤紫』は浅い(淡い)紫ですが、『延喜式 』では暗い『紅色』のことでした。
律令時代の朝服では『濃紫 』に次ぐ高貴な色とされ、源氏物語の『宿木』では、光源氏が唐渡の紫の錦や赤紫の綺 の調度品を用いて拡張の高さを誇る場面が書かれています。赤紫は王朝文化を代表する色の一つだといえるでしょう。
「かむ屋紙に唐の綺を陪して、あかむらさきの表紙、紫檀 の軸、世の常のよそひなり」
『源氏物語』「絵合」紫式部。長保三年(一◯◯一)頃。
延喜式(えんぎしき)
延喜式とは、平安時代初期にまとめられた禁中の儀式や規則などを記した50巻にものぼる法令集。三代格式の一つ。延喜五年 (九〇五) 、左大臣藤原忠平らが醍醐天皇の命令により編集。延長五年 (九二七) 完成。古代政府の根本法令を補う形で、その後発布された施行細則を集大成したもの。
「縫殿寮 」の項目に、衣服や染色材料などについて詳細に記されている。
-読み:あかむらさき-
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[Explanation of a color]
The Akamurasaki, it is redness, such as buttons and azaleas of strong vivid purple or dark red,. Using the madder and lithospermi radix in ancient times, it had been dyed in a lye of vinegar and camellia.
“Akamurasaki” refers generally to the “red” the middle of the “purple”, but the color of the image is wide, there is a big difference in hue in the color and traditional color which is defined in JIS standard. In addition, although the clothes system that defines the Emperor Monmu than even in the days of peace “Akamurasaki” is a shallow purple, was that of the “Engisiki” dark “red”.
In the morning clothes Ritsuryō era it is a royal color, second only to the “dark purple”, in the “Yadorigi” The Tale of Genji, Genji using the furniture of Kanhata of brocade and red purple of Tang passed purple, boasts a height of expansion scene has been written. Akamurasaki would say that’s one of the color representing the dynasty culture.
-read: Akamurasaki-
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タグ:平安の色