小町鼠(こまちねず)とは?|Komachinezu|#E5E2E4

小町鼠Komachinezu

色の名前Japan Color Name 小町鼠(こまちねず)
ローマ字Romanized Komachinezu
RGB R:229 G:226 B:228
CMYK C:12 M:11 Y:09 K:00
Web カラーHex triplet
誕辰色10月16日

色の説明

小町鼠(こまちねず)とは、ほんのりと赤みを帯びた淡い鼠色のことです。『銀鼠 ぎんねず』よりも淡く、上品で華やかさのある色。江戸時代に、いわゆる『四十八茶百鼠 しじゅうはっちゃひゃくねずみ』として流行した『鼠色 ねずみいろ』の一つです。

もともとはあまりパッとしていなかった薄鼠色ですが、美人の代名詞である“小野小町 おののこまち”の名を冠することで気品のある美しい色という印象をあたえて、若者のあいだで一躍、流行色となりました。

ちなみに、美人に対して「◯◯小町」という名で呼ぶようになったのも、同じく江戸時代からです。

-読み:こまちねず-

小野小町

小野小町(おののこまち。生没年不詳)は、伝説的な美人として有名な平安時代前期の女流歌人。六歌仙、三十六歌仙の一人。小野篁 おののたかむらの孫という説もあるが真偽は不明。謎に包まれた女性で、出生、生い立ちはもちろん、実は名前すら分からない。平安時代の女性は実名では呼ばれず、父や夫の役職名で呼ばれることが多かったので、天皇に仕える身分の低い女性の住む部屋が『まち』と呼ばれていたことから、“小町”と呼ばれるようになったと言われている。

“山村美紗”氏が、同時代に小野家の出で天皇に使えた女性の中から、年代的に「小野吉子」が本名ではないかと発表したことがあるが、推測の域をでていない。

 花の色は うつりにけりな いたづらに
   わが身世にふる ながめせしまに

関連する色の紹介

[Explanation of a color]

The Komachinezu, it is a pale gray tinged faintly reddish. Lighter than “Gin’nezu”, color with elegant and glamorous. In the Edo era, it is one of the gray that was popular as a so-called “Shijuhacha Hyakunezumi”. Originally Although it is thin gray that was not as much package, giving the impression that beautiful color with elegance by bears the name of a beautiful woman of pronoun “Ono no Komachi”, suddenly, it became fashionable color. By the way, came to call by the name of “◯◯ Komachi” against beauty also is from the Edo era.

-read: Komachinezu-

伝統色のいろは 筆ペンセット

サイト運営者からのお願い

このサイトが気に入った役に立ったと思われた方は、Amazon・楽天で買い物をする際はぜひ下記のバナーをタップしてからお買い物をお願いいたします。

こちらからお買い物をしていただきますと、価格の1%相当のポイントがサイトに入ります。もちろんその分、高くなるようなことはありません。

いただいたポイントは今後のサイト運営のための書籍代運営費モチベーションにつながりますので、ご協力いただけますと嬉しいです。

Post navigation


Pinterestでシェアする際にご利用ください。

小町鼠(Komachinezu)
別パターンの小町鼠画像はこちら

注意事項

表示されている色(RGB値)は色の名前に対するおおよそものです。色名によっては広範囲の色を指す場合や文献・書籍等によっては解釈が異なる場合もありますのでご了承ください。 ご利用の環境によっては、色が適切に表示されていない場合があります。

印刷などに伝統色を利用したい場合は、DICグラフィックス株式会社から発売されている日本の伝統色シリーズがオススメです。

DIC 日本の伝統色 第9版


タグ:人名由来の色四十八茶百鼠江戸の色

この伝統色名が気に入ったらシェアをお願いします

この記事のタイトルとURLをコピーする

参考にしている書籍

▲ページの先頭へ戻る