海松色(みるいろ)とは?|Miru-iro|#596327

海松色Miru-iro

色の名前Japan Color Name 海松色(みるいろ)
ローマ字Romanized Miru-iro
RGB R:089 G:099 B:039
CMYK C:26 M:00 Y:70 K:70
Web カラーHex triplet
誕辰色2月8日

色の説明

海松色(みるいろ)とは、海藻の海松 みるの色を表した茶みを帯びた深い黄緑色のことです。「海松」の名は万葉の頃より見られますが、服色名として定着するのは平安以後から。

かさねの色目としては「表地・萌黄、裏地・縹」を配して海中の岩に生える海藻、海松の色を表現しています。

海松とは浅海の岩石につく緑藻 りょくそうの一種。色は深緑色。枝は二叉分岐して扇状に広がり、高さ40cmほどに成長します。現代の日本ではあまり食べられませんが、古代には一般的な食用の海藻として親しまれていました。そのため『万葉集』にも「見る」の掛詞 かけことばとして多数詠まれています。

海松は色名になった他に、枝の先が揃っており形状が面白いことから伝統的な文様としても使われ「海松模様 みるもよう」と呼ばれています。

海松色』はオリーブ系の色があまりなかった我が国ではとても親しまれ、幽玄でクールなその色調が質実剛健をむねとした鎌倉武士や、室町時代の文化人に深く愛好されました。

また江戸時代には茶みを強くした流行色の『海松茶 みるちゃ』や青みが強い『海松藍 みるあい』、さらに『藍海松茶』などの変相色が数多く誕生することになります。

海松

-読み:みるいろ-

海松色 みるいろの水干着たる調度懸六人」

『太平記』。

[Explanation of a color]

The Miru-iro, is a deep yellow-green tinged tea body that represents the color of the view mill of seaweed. Name of “Miru” is seen from the time of Manyo, but to established as clothes color name from the peace after.

The color of Kasane “Outer Moegi, lining Hanada” seaweed that grows in the sea of ​​rocks arranged, to express the color of the mill.

Kind of get to shallow water of the rock, “green algae” is the Miru. The color is dark green. The branches spread in a fan shape and bifurcated, it will grow to about height 40cm. I can not eat too much in modern Japan, but had been popular as a seaweed common edible in ancient times. Also in the order “Manyoshu” I have been poems many as kakekotoba of “see”.

Mill to other became color name, is also used as a traditional pattern from it interesting shape and equipped with some branch has been referred to as the “mill pattern see pattern”. “Miru-iro” is the color of the olive system is very familiar in our country was not much, Kamakura samurai and cool the color tone was the fact chest a spartan in subtle and profound, has been deeply lovers to culture’s Muromachi era.

Also strong is “Mirucha” and blueness of the fashionable color was strongly tea only in the Edo era “Miruai”, you will be born further strange phase color, such as “Aimirucha” are numerous.

-read:Miru-iro-

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