思色(おもいいろ)とは?|Omoi-iro|#D82115

思色Omoi-iro

色の名前Japan Color Name 思色(おもいいろ)
ローマ字Romanized Omoi-iro
RGB R:186 G:038 B:054
CMYK C:34 M:97 Y:82 K:03
Web カラーHex triplet

色の説明

思色(おもいいろ)とは、やや黄色みのある鮮やかな赤色のことです。『思ひの色』『思の色』とも表記し、『おもいのいろ』『おもひいろ』とも読まれます。『緋色 ひいろ』の別称。

「思ひ」の「ひ」を火に、また、火を「」にかけて生まれた色名で、心に熱く燃える情念の炎を色に例えたものです。

『思色』は色名としては非常に古く、「古今和歌集 こきんわかしゅう」「新後撰和歌集 しんごせんわかしゅう」などの和歌を始め、平安文学にもその名が見られます。

ただ、「思い(ひ)の色」は色名としてではなく「心に思っている様子」を指す言葉としても使われていますので、色名として使われているかどうかは前後の文脈から判断してください。


-読み:おもいいろ-

「耳なしの山のくちなしえてしがなおもひのいろの下染めにせん」

よみ人しらず 『古今和歌集』 雑体  一〇二六

関連する色の紹介

関連色:、赤色紅緋

[Explanation of a color]

The Omoi-iro is a vivid red color with a slightly yellowish tinge. It is also read as “omoi no iro” and “omohi iro. It is another name for “scarlet hi-iro.

It is a color name derived from “hi” in “思ひ”, meaning fire, and “hi-hi”, meaning fire, and is a color that represents the flame of passion that burns in the heart.

Shikishiki” is a very old color name, and its name can be found in Heian literature, including waka poems in the Kokin Waka Shu (Anthology of Ancient and Modern Japanese Poetry) and the Shin Gosensen Waka Shu (Anthology of Newly Selected Japanese Poems).

However, “思い(Hi) no Iro” is also used not as a color name but as a term referring to “the state of being in one’s mind,” so please judge from the context before and after.

-read:Omoi-iro-

伝統色のいろは 筆ペンセット

サイト運営者からのお願い

このサイトが気に入った役に立ったと思われた方は、Amazon・楽天で買い物をする際はぜひ下記のバナーをタップしてからお買い物をお願いいたします。

こちらからお買い物をしていただきますと、価格の1%相当のポイントがサイトに入ります。もちろんその分、高くなるようなことはありません。

いただいたポイントは今後のサイト運営のための書籍代運営費モチベーションにつながりますので、ご協力いただけますと嬉しいです。

Post navigation


Pinterestでシェアする際にご利用ください。

思色(Omoi-iro)
別パターンの思色画像はこちら

注意事項

表示されている色(RGB値)は色の名前に対するおおよそものです。色名によっては広範囲の色を指す場合や文献・書籍等によっては解釈が異なる場合もありますのでご了承ください。 ご利用の環境によっては、色が適切に表示されていない場合があります。

印刷などに伝統色を利用したい場合は、DICグラフィックス株式会社から発売されている日本の伝統色シリーズがオススメです。

DIC 日本の伝統色 第9版


タグ:平安の色

この伝統色名が気に入ったらシェアをお願いします

この記事のタイトルとURLをコピーする

参考にしている書籍

▲ページの先頭へ戻る