色の名前Japan Color Name | 勿忘草(わすれなぐさ) |
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ローマ字Romanized | Wasurenagusa |
RGB | R:156 G:197 B:230 |
CMYK | C:40 M:10 Y:00 K:05 |
Web カラーHex triplet | |
誕辰色 | 5月26日 |
色の説明
勿忘草(わすれなぐさ)とは、勿忘草の花のような可憐な明るい青色のことです。明治期からの新しい色名で、ドイツの伝説に由来する「フォーゲット・ミー・ノット」の和訳。上田敏訳『海潮音 』でドイツの詩人ウィルヘルム・アレントの『勿忘草』が紹介され、それがそのまま花の名前、色の名前として知られるようになったとも言われています。
勿忘草は、ムラサキ科ワスレナグサ属の一種。ヨーロッパが原産で、春から夏にかけて薄い青色の小花をつけます。ヨーロッパでは青い花が少ないことから神秘的な花として人々に愛されました。
この花が日本に伝来したのは明治時代。現在では野生化して日本全国に群生しています。また観賞用にも栽培され、姫ムラサキ、瑠璃草とも。ちなみに、日本古来のワスレナグサ属は蝦夷紫 一種のみです。
勿忘草の花は恋人たちの花ともいわれ、ヨーロッパでは4年に1度の閏年 の日に、恋人たちがこの花を贈りあう習慣があるようです。そんな花に因 んだ『勿忘草』の色は、恋人たちの愛の象徴なのかもしれません。
-読み:わすれなぐさ-
ドイツの勿忘草の伝説
ある日、ドナウ川の辺 りをルドルフという名の騎士とその恋人ベルタが歩いていた。ベルタが対岸に可憐な青い花を見つけると、ルドルフはベルタのためにその花を摘もうとした。
対岸に渡り花を摘むことができたルドルフだったが、帰りに足を滑らせドナウ川の急流に落ちてしまう。川の流れは激しく「このまま命は助からない」と悟ったルドルフは、手にした花を岸辺のベルタに投げ渡し「私を忘れないで!」との叫びを残したまま、ドナウ川の激流に姿を消したのだった。
ベルタはその言葉通りにルドルフを生涯忘れず、この青い花を飾り続けた。
関連する色の紹介
[Explanation of a color]
The Wasurenagusa, is a lovely bright blue, such as forget-me-not flowers. With the new color name from the Meiji period, derived from the legend of the German “Forget-Me-Not” Japanese translation. Been “Wasurenagusa” is the introduction of the German poet Wilhelm Arendt in Ueda Satoshiyaku “Kaichouon”, it is also said to have become as flower name, to be known as the name of the color.
Forget-me-not is, a kind of purple forget-me-not family genus. Europe is at the origin, and give it a thin blue florets from spring to summer. Was loved by the people as a mysterious flower from that blue flower is small in Europe.
Legacy was the Meiji era to this flower is Japan. At present we are gregarious in Japan and wild. Also it is grown for ornamental purposes, Himemurasaki, both Rurikusa. By the way, ancient Wasurenagusa genus Japan is only a kind Ezomurasaki.
Forget-me-not flower is also said to be lovers of flowers, on the day of the one-time leap year leap year every four years in Europe, seems to be a habit of lovers each other gift this flower. The color of such a flower named after attributable to “Wasurenagusa”, as likened to a beautiful Eye Color, not might be a man of deep longing of symbolism.
-read: Wasurenagusa-
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