萩色(はぎいろ)とは?|Hagi-iro|#E24F93

萩色Hagi-iro

色の名前Japan Color Name 萩色(はぎいろ)
ローマ字Romanized Hagi-iro
RGB R:226 G:079 B:147
CMYK C:00 M:80 Y:00 K:05
Web カラーHex triplet
誕辰色6月25日

色の説明

萩色(はぎいろ)とは、秋の山野に咲くはぎの花のような紫みの明るいべにのことです。 古くからの色名で、もともとはかさねの色や織り色の名前でした。
平安時代の古典「栄花物語」にも、女房装束として「萩の唐衣 からぎぬ」の記述がみられます。

萩は「秋の七草」に選ばれているように秋を代表する花で、可憐な紅色の花が古くから日本人に愛されました。万葉集にも萩をテーマにした歌が数多く詠まれ、“清少納言”の「枕草子」など平安文学にも数多く登場します。

萩 (ハギ)

萩はマメ科ハギ属の総称。落葉低木。秋の七草のひとつで、花期は7月から10月。

萩の文字は日本固有の字で、文字形成はその草が秋を代表することから、「秋」の字に「草かんむり」をつけたものとなった。古くは「芽子 はぎ」と書かれている。

また萩の花は、花札の7月札のモチーフとしても有名。

かさねの色目では「表紫、裏白」で萩の花を表した配色となっています。 着用時期は六・七月。

なお、『』の織色が「経糸・青、緯糸・蘇芳 すおう」であることから、「表蘇芳、裏青」の別説もあります。

ちなみに、萩がつく色名には他に『夏萩 なつはぎ』や『萩経青 はぎたてあお』、『萩重 はぎかさね』がありますが、いずれも襲の色に由来する色名です。

萩は江戸時代の俳人“森川許六 もりかわ きょりく”も「萩はやさしき花也。」と紹介しているように、たおやかで儚い印象です。
萩色』を使用する場合はそのイメージのように控えめに使いたいものですね。

萩の花

萩の花

-読み:はぎいろ-


「朽葉の唐衣、薄色の裳に、紫苑、萩など、をかしうて居並みたりつるかな。」

『枕草子』。平安時代中期。清少納言。

関連する色の紹介

対い萩
対い萩:家紋のいろは

[Explanation of a color]

Thr Hagiiro is a bright purple color like purple flowers blooming in the autumn mountains. It is an old color name, originally the name of the attack color and weave color. In the Heian period classic ‘Eika Hana Monogatari’, you can also find ‘Samu no Torii’ as a wife’s costume.

A rose is a flower representing autumn as selected as “fall seven herbs”, and a pretty crimson flower has been loved by the Japanese for a long time. Many songs are also sung on the theme of Zen in Manyoshu, and many appear in Heian literature such as “Makura-no-soushi” in “Seisho Nagon.”

Hagi

Acupuncture is a generic term for legumes. Fallen leaves shrubs. It is one of the seven plants in autumn, and the flowering season is from July to October. The letter of 萩 is unique to Japan, and the letter formation is that the grass represents autumn, so the letter of “autumn” has “Kanmuri”. It is written as “芽子” in old times.

In addition, a rose flower is also famous as a motif for the July tag of Hanafuda.

In Kasane’s eyes, it is a color scheme representing a rose flower with “front, purple, back, white”. Wearing time is June and July.

In addition, since the weave color of “Kaki” is “warp, blue, weft, Suou”, there is another theory of “front, Suou, back, blue”.

By the way, there are “Natsuhagi”, “Hagitateao”, and “Hgigasane” as the color names that get wrinkled, but they are all color names derived from the color of the attack.

As is the case of the Edo period haiku poet “Morikawa Kyoriku” as “A kindly flower.” It is a relaxed and ugly impression. If you use “萩”, you want to use it sparingly like the image.

-read: Hagi-iro-

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