色の名前Japan Color Name | 本紫(ほんむらさき) |
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ローマ字Romanized | Honmurasaki |
RGB | R:106 G:052 B:136 |
CMYK | C:64 M:85 Y:00 K:00 |
Web カラーHex triplet | |
誕辰色 | 7月12日 |
色の説明
本紫(ほんむらさき)とは、紫根染 で染められたあざやかな紫色のことです。 紫根染は古くからの『紫色』の染色法で、ムラサキ科の「紫草 」の根で染められました。
江戸時代、贅沢を禁じる『奢侈禁止令 』により紫根染めによる高価な『紫色』の使用が禁制となると、江戸の人々の間で「蘇芳 」や「茜 」といった植物から染めた紫色『似紫 』が大流行となります。
この『似紫』に対し、紫根で染めた『江戸紫 』や『今紫 』といった色を、本物の『紫』という意味で区別したのが「本紫」の呼び名であり、やがてそれが色名となっていきました。
当時の市井 の人々が身につけることができなかった『本紫』。その色名には、本物への憧憬 や羨望 の思いが込められているのかもしれません。
-読み:ほんむらさき-
関連する色の紹介
[Explanation of a color]
The Hon-Murasaki is vivid purple dyed with purple root dyed. Purple root dyeing has been dyed with the roots of “murasaki” of Murashidaceae, which is an old dyeing method of “purple”.
In the Edo era, when the use of expensive ‘purple’ by the purple root dyed is forbidden by the “luxury ban inhibit” which prohibits luxury, the purple color dyed from plants such as “Suo” and “Akane” among the people of Edo “Nise-Murasaki It becomes a big epidemic.
For this “Nise-Murasaki”, it is the name of “Hon-Murasaki” that distinguished colors such as “Edo-Murasaki” and “Ima-Murasaki” dyed with purple root in the sense of “real purple” It eventually became a color name.
“Hon-Murasaki” that Ichiii people could not wear at that time. It may be that color name contains the thought of the admiration for real thing or envy.
-read: Honmurasaki-
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タグ:江戸の色