陰浅葱(かげあさぎ)とは?|Kageasagi|#007585

陰浅葱Kageasagi

色の名前Japan Color Name 陰浅葱(かげあさぎ)
ローマ字Romanized Kageasagi
RGB R:000 G:117 B:133
CMYK C:70 M:00 Y:19 K:50
Web カラーHex triplet

色の説明

陰浅葱(かげあさぎ)とは、深く渋い青色のことです。室町時代からの染め色の名で、『陰浅黄 かげあさぎ』とも表記します。

浅葱色 あさぎいろ』からの派生色で、江戸後期の有職故実書「貞丈雑記 ていじょうざっき」では『陰浅葱』は「浅葱のクロミある色なり」と紹介されています。 また、『浅黄色 うすきいろ』に染めた後、もう一度染料につけた色とする説もあり、そのため『陰浅黄 かげあさぎ』とも表記されるのでしょう。

『陰浅葱』に似た色名として『錆浅葱 さびあさぎ』がありますが、伝統色では「陰」は「黒み」を表し、「錆」は「くすみ」を表しており、『錆浅葱』はくすんだ色合いをしています。

     
浅葱色 陰浅葱 錆浅葱

-読み:かげあさぎ-

「かけもへぎの小袖、同、かけあさきの小袖の事」

貞順豹文書 さだのりひょうもんじょ伊勢貞順 いせ さだのり (一五四八)

関連する色の紹介

[Explanation of a color]

The Kageasagi is a deep, austere blue. It is the name of a dyed color from the Muromachi period (1333-1573), and is also written as “陰浅黄”.

Kageasagi is a derivative of “Asagi Iro Asagi Iro,” and is described as “a color with a chromatic asagi” in “Teijozaki Teijozaki,” a book of antiquarian customs written in the late Edo period. There is also a theory that the color was dyed in “Usukiiro” and then dipped in dye again, which is probably why it is also described as “陰浅黄”.

Sabiasagi” is a color name similar to “Kageasagi,” but in traditional colors, “Kage” stands for “blackness” and “Sabi” for “dullness,” giving “Sabiasagi” a dull tint.

-read: Kageasagi-

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陰浅葱(Kageasagi)
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