麹塵(きくじん)とは？：伝統色のいろは

色の名前Japan Color Name	麹塵（きくじん）
ローマ字Romanized	Kikujin
RGB	R:110 G:121 B:085
CMYK	C:65 M:49 Y:74 K:04
Web カラーHex triplet

色の説明

麹塵（きくじん）とは、麹黴（こうじかび）のようなくすんだ黄緑色のことです。宮中の年中行事の作法書『西宮記（さいぐうき）』に「青白橡（あおしろつるばみ）」と同じ色と記されています。

麹塵は天皇の通常の袍（ほう）の色で、「麹塵の袍」または青色と呼ばれ臨時祭、舞楽、庭座、弓馬初などのときに着用されました。『延喜式』に拠れば刈安と紫根で染められ、その染料配色比を１６：１と詳しい指示がなされています。

延喜式（えんぎしき）

延喜式とは、平安時代初期にまとめられた禁中の儀式や規則などを記した50巻にものぼる法令集。三代格式の一つ。
延喜五年 (九〇五) 、左大臣藤原忠平らが醍醐天皇の命令により編集。延長五年 (九二七) 完成。古代政府の根本法令を補う形で、その後発布された施行細則を集大成したもの。

「縫殿寮（ぬいどのつかさ）」の項目に、衣服や染色材料などについて詳細に記されている。

-読み：きくじん-

[Explanation of a color]

The Kikujin refers to the Lincoln green, such as the yeast plant. It is marked with the same color as the “Aoshirotsurubami” etiquette manual for an annual event of the court “Saiguki”.
The color of the Qipao normal emperor, Kojichiri was worn when extraordinary festival, Bugaku, garden seat, such as Kyuba first is called the blue or “Qipao of Kojichiri”. The dyed and Lithospermum Kariyasu According to “Engishiki”, detailed instructions and 16:1 have been made to the dye color ratio..

-read:Kikujin-