色の名前Japan Color Name | 萌黄色(もえぎいろ) |
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ローマ字Romanized | Moegi-iro |
RGB | R:167 G:189 B:000 |
CMYK | C:50 M:00 Y:100 K:10 |
Web カラーHex triplet | |
誕辰色 | 2月4日 |
色の説明
萌黄色(もえぎいろ)とは、春先に萌え出る若葉のようなさえた黄緑色のことです。平安時代から用いられた伝統ある色名で、別に『萌木』とも表記します。
『萌黄色』は新緑の若木の色ということから若さを象徴する色であり、平安時代では若者向けの色として愛好されました。
「平家物語」では十八歳の平家の貴公子 “平敦盛”が萌黄縅 の鎧を着ていたり、二十歳の弓の名手 “那須与一”が萌黄匂 の鎧を着ているなど、『萌黄色』が若武者の象徴として使われています。
『萌葱 』とも書かれますが、この場合は青葱 に由来する濃い緑色を指しており、江戸の頃に流行しました。ちなみに歌舞伎の定式幕の色が、『黒』『柿』『萌葱色』です。
-読み:もえぎいろ-
「柳の織物の細長、萌黄にやあらむ、小袿着て、羅の裳のはかなげなる引きかけて、ことさら卑下したけど」
『源氏物語』「若菜下」紫式部。
関連する色の紹介
参考文献
- 長崎盛輝『新版 日本の伝統色 その色名と色調』青幻舎 ISBN-10:4861520711
- 吉岡幸雄『日本の色辞典』紫紅社 ISBN-10:4879405493
- 内田 広由紀『定本 和の色事典』視覚デザイン研究所 ISBN-10:4881082035
[Explanation of a color]
It is Moegi-iro, it is a yellow-green to dull green like fresh green like sprout in early spring. The color name of tradition that was used since the Heian era, as “萌木”, we will write as “萌葱” in that color is green onions sprout in that the color of the leaves sprout. I will point to dark green in the case of Moegiiro, the color bluish case is a bit light green. By the way, the color of the curtain formulation of Kabuki, is Moegiiro black, and persimmon.
-read:Moegi-iro-