色の名前Japan Color Name | 錆御納戸(さびおなんど) |
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ローマ字Romanized | Sabionando |
RGB | R:064 G:111 B:121 |
CMYK | C:50 M:00 Y:13 K:60 |
Web カラーHex triplet |
色の説明
錆御納戸(さびおなんど)とは、くすんだ深い緑がかった青色のことです。江戸時代の流行色の一つで、単に『錆納戸 』とも。
錆御納戸は『御納戸色 』から派生した色で、「錆」がつくことにより元の色である御納戸色より彩度の低い灰色がかった色であることを表しています。錆御納戸のように「錆」の付く色は、元の色より渋みを増したこともあり「粋」な色として当時の人に大変好まれました。他にも『錆利休 』『錆浅葱 』『錆青磁』『錆桔梗』など「錆」の付く色名がいくつも生まれています。
伝統色では、元の色より灰みでくすんだ色には「錆」、緑がかった色には「鉄」が付きます。ですから、御納戸色が緑がかって少しくすんだ『錆鉄御納戸 』という色もあります。
ちなみに、御納戸色や錆御納戸など色名に「御」がつくのは、御納戸色が江戸城の納戸から始まったとする説に由来しています。そのため謙譲語の「御」がついています。ただし、別の説もあるので、「御」がついていなくても間違いではありません。
-読み:さびおなんど-
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[Explanation of a color]
The Sabionando is a bitter and dull greenish blue. It is one of the fashionable colors of the Edo period, just “Sabinando”.
Sabionando is a color derived from “Onando-rio”, which means that by attaching “Sabi” it is a grayish color with less saturation than the original color Onando-iro. Like Sabionando, the color of “Sabi” has been more astringent than the original color, and it was favored by people of those days as “stylish” colors. Several other color names with “Sabi” such as “Sabirikyu” “Sabiasagi” “Sabiseiji” “Sabikikyo” are born.
In the traditional color, “Sabi” is added to the color dull with ash in comparison with the original color, and “Tetsu” is attached to the greenish color. Therefore, there is also a color called “Sabitetsuonando” where your delivery door color is greenish and a little dull.
By the way, the color name “On” such as Onando-iro and Sabionando comes from the theory that Onando-iro started from Nando in Edo Castle. Therefore, “H” of a humble word is attached. However, there is another theory, so even if “O” is not attached it is not a mistake.
-read: Sabionando-
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タグ:江戸の色