殿茶(とのちゃ)とは?|Tonocha|#84a1a8

殿茶Tonocha

色の名前Japan Color Name 殿茶(とのちゃ)
ローマ字Romanized Tonocha
RGB R:132 G:161 B:168
CMYK C:30 M:00 Y:08 K:40
Web カラーHex triplet

色の説明

殿茶(とのちゃ)とは、灰みがかった青緑色のことです。『沈香茶 とのちゃ』の別表記。

殿茶の色名は、江戸初期の『御染物聞書日記』(一六八八)に「殿茶小紋 とのちゃこもん」と見えているように、古くから行われた染色です。

江戸時代の染色技法の指南書「手鑑模様節用 てかがみもようせつよう」にも『御召御納戸 おめしおなんど』の薄い色を『殿茶』と呼ぶと記されており、その染色に灰みの青緑色が示されています。

「当世御めしなんどの、うすいろなるを殿茶といひ出したる事、殿の響きより御召のうらぎぬと、案をつけたるまでにて、べつにしさいなし。一とう通用の名にはあらず」手鑑模様節用

この色がなぜ『沈香茶』の字をあてた別表記があるのか、詳細は不明です。

-読み:とのちゃ-

関連する色の紹介

[Explanation of a color]

The Tonocha is a grayish blue-green color. Another representation of “沈香茶”.

The color name of the tea ceremony is dyeing done from long ago as it seems to be “Tonochakomon” in “Osomemono-monjo-nikki” (1688) in the early Edo period.

It is stated that the light color of “Omeshionando” is called “Tonocha” also in the teaching book “Tekagamimoyou-setsuyou” of the dyeing technique of the Edo period, and the ash-like blue-green color is shown in the dyeing.

Whether this color has another notation with the letter of “沈香茶” is written, details are unknown.

-read:Tonocha-

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