色の名前Japan Color Name | 葡萄染(えびぞめ) |
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ローマ字Romanized | ebizome |
RGB | R:122 G:065 B:113 |
CMYK | C:00 M:47 Y:07 K:52 |
Web カラーHex triplet |
色の説明
葡萄染(えびぞめ)とは、赤みがかった少し薄い紫色のことです。葡萄葛 の熟した実のような色で、紫草の根を用いて染められました。平安時代に宮廷の女官に好まれたらしく、『枕草子』に「女の表着は薄色、葡萄染、萌黄、桜、紅梅、すべて薄色の類 」という表記がみられます。『衣服令』によると服色条九番目の色です。
襲の色目としては、「表・蘇芳、裏・縹 」を配した四季に通用する色目です。ちなみに「葡萄」の文字は江戸中期頃から「ぶどう」とよばれるようになりました。
-読み:えびぞめ-
「二藍、葡萄染めなどのさいでの押しへされて、
草子の中などにありける、見つけたる」
『枕草子』清少納言。長保二年(一◯◯◯)頃。
関連色:紫、海老色
参考文献
- 長崎盛輝『新版 日本の伝統色 その色名と色調』青幻舎 ISBN-10:4861520711
- 吉岡幸雄『日本の色辞典』紫紅社 ISBN-10:4879405493
- 内田 広由紀『定本 和の色事典』視覚デザイン研究所 ISBN-10:4881082035
[Explanation of a color]
The Ebizome, it is a little thin purple reddish. In colors like fruit was ripe Ebikazura, it was dyed using purple grassroots. Seemed favored lady-in-waiting to the court of the Heian period, the notation “light-colored, grape dyed, Moegi, cherry, red plum, Tagui kind of pale all table clothes of woman” will be seen in “Makuranosoushi”. The color of the 9th clothes color Article According to the “Ifukurei”.
The color of the raid, is the color that works in four seasons that was placed “front and sappanwood, back-Hanada” the. By the way, the character of “葡萄” is now called “Budou” from Edo around mid-term.
-read:Ebizome-
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