‘染めの色’タグの一覧
‘染めの色’タグの日本の伝統色「110色」の一覧をご紹介します。
- ■赤蘇芳-Akasuou(#D34C2C)
赤蘇芳(あかすおう)とは、朱みがかった渋い赤色のことです。蘇芳染めによる染め色の一つで、染色の際に媒染剤として灰汁ではなく明礬を用いることで …続きを読む - ■朧花色-Oborohanairo(#8AB7D2)
朧花色(おぼろはないろ)とは、明るく渋みのある青色のことです。江戸時代中期頃からの染め色の一つで、青系統の『花色(はないろ)』の派生色にあた …続きを読む - ■濃浅葱-Koiasagi(#0095A4)
濃浅葱(こいあさぎ)とは、色みの濃い青緑色のことです。色名の「浅葱」とは『浅葱色』を指し、平安時代にはその名が見られる古くからの伝統色の一つ …続きを読む - ■花紫-Edomurasaki(#745399)
花紫(はなむらさき)とは、青みを帯びた紫のことです。『江戸紫』の別名。その色みが『杜若』や『桔梗』といった花の色に似ていることから『花紫』と …続きを読む - ■藍白-Aijiro(#E0F1EF)
藍白(あいじろ)とは、藍染 あいぞめの中でも最も淡い色で、黄みを含んだ薄い水色のことです。平安時代から見られる古い色名で、藍 あいと黄蘗 き …続きを読む - ■黒紫-Kuromurasaki(#331732)
黒紫(くろむらさき)とは、極めて黒に近い深い赤紫色のことです。色名は、その名のとおり黒ばんだ『紫色』との意味から付きました。また、黒みの濃い …続きを読む - ■似桃色-Nisemomo-iro(#EDADB5)
似桃色(にせももいろ)とは、桃の花のような明るく淡い紅色のことです。紅花で染めた本来の『桃色』に対し、茜 あかねや蘇芳 すおうで染めた色が『 …続きを読む - ■陰浅葱-Kageasagi(#007585)
陰浅葱(かげあさぎ)とは、深く渋い青色のことです。室町時代からの染め色の名で、『陰浅黄かげあさぎ』とも表記します。『浅葱色』からの派生色で、 …続きを読む - ■桔梗紫-Kikyoumurasaki(#6944a8)
桔梗紫(ききょうむらさき)とは、桔梗の花のような青みを帯びた紫色のことです。『桔梗紫』は江戸時代に生まれた染めの色で、桔梗の花の色に似ている …続きを読む - ■黄茶-Kicha(#AD7207)
黄茶(きちゃ)とは、茶染めの染色の一つで黄みがかった茶色のことです。江戸中期に流行した四十八茶百鼠しじゅうはっちゃひゃくねずにも数えられる当 …続きを読む - ■中緑-Nakamidori(#00995D)
中緑(なかみどり)とは、青みを含んだ緑色のことです。平安時代の古い色名で、別に『なかのみどり』とも読まれます。 『深緑』と『浅緑』の中間の色 …続きを読む - ■深蘇芳-Fukakisuou(#740125)
深蘇芳(ふかきすおう)とは、濃い蘇芳染すおうぞめの色で暗く渋い紅色のことです。古くからの色名で、別に「ふかすおう」「こきすおう」とも読まれま …続きを読む - ■浅蘇芳-Asakisuo(#D1878B)
浅蘇芳(あさきすおう)とは、蘇芳染ぞめの薄い色で明るく渋い紅色のことです。古くからの色名で、別に「あさすおう」とも読まれます。薄く染められた …続きを読む - ■二重緑-Futaemidori(#004C6D)
二重緑(ふたえみどり)とは、古い藍染めによる色で暗い青色のことです。「二重」とは色の濃さを表し、「藍」と「黄蘗」を染め重ねた濃い色合いを意味 …続きを読む - ■御所染-Goshozome(#E7B8C2)
御所染(ごしょぞめ)とは、淡く渋い紅色のことです。寛永年間に東福門院 の女院御所に仕える女官から広まったため、この雅な名前がつきました。東福 …続きを読む - ■次縹-Tsugihanada(#008DBD)
次縹(つぎはなだ)とは、古代の藍染めの色名で渋い青色のことです。万葉の頃からの色で、別に「つぎのはなだ」「つぐはなだ」とも読まれます。平安時 …続きを読む - ■中縹-Nakahanada(#004F80)
中縹(なかはなだ)とは、古代の藍染の色名で少し暗い青色のことです。『深縹』より明るい色で、さらに明るいのが『次縹』になります。古くは単に『縹 …続きを読む - ■山藍摺-Yamaaizuri(#67A2A0)
山藍摺(やまあいずり)とは、染料植物の山藍で摺り染めた布の色で、灰色がかった青緑のことです。山藍による摺り染めは、『万葉集』にも「山藍もち …続きを読む - ■梔子色-Kuchinashi-iro(#FFD768)
梔子色(くちなしいろ)とは、クチナシの実で染めた、少し赤みのある黄色のことです。『支子色』の別表記。『不言色(いわぬいろ)』は同色。 ※ …続きを読む - ■中紅花-Nakakurenai(#EE869A)
中紅花(なかくれない)とは、明るい薄みの紅色のことです。平安時代の式目『延喜式』にもその名が記された由緒ある伝統色。「なかのくれない」とも読 …続きを読む - ■薄花色-Usuhana-iro(#82A9DA)
薄花色(うすはないろ)とは、花色を薄くしたような、明るくうすい青紫色のことです。平安時代からの色名。『花色』は藍の単一染めの『縹色』の別名で …続きを読む - ■紅の八塩-kurenainoyashio(#AD002D)
紅の八塩(くれないのやしお)とは、紅花の濃染の深みのある真っ赤な紅色のことです。『紅の八塩』は奈良時代の濃い紅花染めの名で、色名の「八」は『 …続きを読む - ■淡紅色-Tankoushoku(#FADCE9)
淡紅色(たんこうしょく)とは、紅色に白を混ぜたような淡い紅色のことです。もともとは紅花による薄い紅染めを指していましたが、後に染料に関係なく …続きを読む - ■裏葉色-Uraha-iro(#A4C2A9)
裏葉色(うらはいろ)とは、木の葉や草の葉裏のような渋くくすんだ薄緑色のことです。別に「うらばいろ」とも。『草色』を薄めた染色に付けられた色名 …続きを読む - ■淡黄蘗-Usukihada(#F9F1C0)
淡黄蘗(うすきはだ)とは、黄蘗染めの薄い色で明るく淡い黄色のことです。薄い黄色を表す『淡黄』よりも更に薄い色になります。ちなみに『黄蘗』は『 …続きを読む - ■檳榔子黒-Binroujiguro(#00081A)
檳榔子黒(びんろうじぐろ)とは、青みを含んだ気品のある黒色のことです。藍を下染めに檳榔樹の実「檳榔子」で染められた最高級の黒染の色であり、藍 …続きを読む - ■榛摺-Harizuri(#79520B)
榛摺 (はりずり)とは、榛の木の実や樹皮で染めた深く渋い橙色のことです。万葉の時代から見られる色名で、平安時代の格式『延喜式』では... …続きを読む - ■紅赤-Beniaka(#E5004F)
紅赤(べにあか)とは、光の三原色のひとつである赤と絵具の三原色の紅の中間の色で、わずかに紫みを含んだ鮮やかな赤色のことです。基本色名に修飾語 …続きを読む - ■真紅-Shinku(#AD002D)
真紅(しんく)とは、深みのある真っ赤な紅色のことです。『韓紅 からくれない』とは同色で、別に『深紅』とも表記します。現在では「真紅の花びら」 …続きを読む - ■薄藤-Usufuji(#C7C3E1)
薄藤(うすふじ)とは、伝統色の藤色をより薄くした淡い青紫色のことです。色名が見られるようになるのは江戸時代から。『藤色』は平安の頃より日本女 …続きを読む - ■濃藍-Koiai(#002E4E)
濃藍(こいあい)とは、藍染の中でも最も濃い色の一つで、極めて暗い藍色のことです。 「こあい」とも読まれる古くからある色名で、藍色と紺色の中間 …続きを読む - ■柚葉色-Yuzuha-iro(#006543)
柚葉色(ゆずはいろ)とは、濃く暗い緑色のことです。文字通り柚子の葉に由来する色で、別に「ゆばいろ」とも読まれます。 柚子はミカン属の常緑小 …続きを読む - ■白縹-Shirohanada(#DFF2FC)
白縹(しろはなだ)とは、縹色系統の中でもっとも淡い、青みを含んだ白色のことです。別に「しろきはなだ」とも読まれました。『蟹鳥染』『白青』と. …続きを読む - ■黄浅緑-Kiasamidori(#BAD431)
黄浅緑(きあさみどり)とは、鮮やかな黄緑色のことです。「きのあさみどり」とも読まる『浅緑』の派生色。延喜式に『青浅緑』も同量の染材で染めると …続きを読む - ■楊梅色-yamamomo-iro(#C6A35B)
楊梅色(やまももいろ)とは、明るく渋い黄褐色のことです。楊梅 (やまもも)はヤマモモ科ヤマモモ属の常緑高木で、食用の鮮やかな暗紅色の甘酸っぱ …続きを読む - ■白藍-Shiraai(#D4ECEE)
白藍(しらあい)とは、藍染の中で最も薄い色で、黄味を含んだ淡い水色のことです。「しろきあい」とも読まれる古くからある色名で、平安時代の『延喜 …続きを読む - ■紅鶸-Benihiwa(#C9396D)
紅鶸色(べにひわいろ)とは、紅鶸の頭頂の羽色に由来する、わずかに紫味をおびた明るい紅色のことです。紅鶸はスズメ目アトリ科の小鳥で、主に日本北 …続きを読む - ■裏葉柳-Urahayanagi(#C1D8AC)
裏葉柳(うらはやなぎ)とは、淡い黄味を含んだ薄い緑色のことです。別名「裏柳」とも。 柳の葉裏の薄い緑色を表現した染めの色です。 …続きを読む - ■涅色-Kuri-iro(#433634)
涅色(くりいろ)とは、川底の泥のような茶味がかった黒色のことです。涅(くり)は水の底によどんだ黒い土のこと。服色としては最下級の色でした。. …続きを読む - ■今紫-Imamurasaki(#563779)
今紫(いまむらさき)とは、青味を帯びた鮮やかな紫色のことです。一般的に「江戸紫」として知られており、歌舞伎の「助六」が頭に巻いている鉢巻の色 …続きを読む - ■葡萄染-Ebizome(#7A4171)
葡萄染(えびぞめ)とは、赤味がかった少し薄い紫色のことです。葡萄葛 えびかずらの熟した実のような色で、紫草の根を用いて染められました。 …続きを読む - ■深縹-Kokihanada(#2A4073)
深縹(こきはなだ)とは、藍染の中で最も濃く深い色で、わずかに紫味を含んだ青色のことです。非常に古い色名で、「ふかきはなだ」とも読まれます。縹 …続きを読む - ■紅碧-Benimidori(#8491C3)
紅碧(べにみどり)とは、かすかに紅がかった淡い空色のことです。「碧」は一般に緑色を指しますが、「紅碧」の場合は空色を指しており、空色の上に紅 …続きを読む - ■空五倍子色-Utsubushi-iro(#9D896C)
空五倍子色(うつぶしいろ)とは、五倍子で染めた灰色がかった淡い茶色のことです。五倍子は白膠木の木にできる虫の瘤 のこと。中が空洞なことから空 …続きを読む - ■羊羹色-Youkan-iro(#6D3C14)
羊羹色(ようかんいろ)とは、その名のとおり菓子の羊羹 ようかんのようなわずかに赤みを帯びた濃い茶色のことです。江戸時代からの色名で『染物重宝 …続きを読む - ■聴色-Yurushi-iro(#FCD4D5)
聴色(ゆるしいろ)とは、紅花で染められた淡い紅色のことです。紅花大一斤で絹一疋が染められた色合いを指し、一般的には『一斤染』という色名で知ら …続きを読む - ■吉岡染-Yoshiokazome(#43341B)
吉岡染(よしおかぞめ)とは、赤みがかった黄みの暗い黒茶色のことです。兵法家・剣客の“吉岡憲法”が考案したとされる黒染で、『憲房染』『憲法染』 …続きを読む - ■天鵞絨-veludo(#00451E)
天鵞絨(びろうど)とは、暗い青味の緑色ことです。天鵞絨はポルトガル語の「veludo」またはスペイン語の「velludo」からきた言葉で、本 …続きを読む - ■水浅葱-Mizuasagi(#8CD2BC)
水浅葱(みずあさぎ)とは、緑みの淡い青色のことです。藍染めによる染め色で、色名の「浅葱 あさぎ」とは『浅葱色 あさぎいろ』を指し、文字通り「 …続きを読む - ■鈍色-Nibi-iro(#727171)
鈍色(にびいろ)とは、橡色 つるばみいろなどと同じく、無彩色系の鈍い鼠色のことです。平安時代から使われたきて色名で、「にぶいろ」とも呼ばれま …続きを読む - ■香染-Kouzome(#AD7D4C)
香染(こうぞめ)とは、香料である丁子の蕾の煮汁で染めた染め色で黄みの暗い褐色のことです。別名「丁子染」とも呼ばれ、染めてしばらくは色に丁子の …続きを読む - ■錆浅葱-Sabiasagi(#5C9291)
錆浅葱(さびあさぎ)とは、ややくすんだ浅い緑青色のことです。色名の浅葱は藍染の浅い染色のことで、「錆」がつくことで基調色である浅葱よりも彩度 …続きを読む - ■紺青色-Konjou-iro(#003775)
紺青色(こんじょういろ)とは、顔料の「紺青」に由来する色で紫色を帯びた暗い上品な青色のことです。飛鳥時代に『金青』として中国から製法とともに …続きを読む - ■鉄御納戸-Tetsuonando(#455765)
鉄御納戸(てつおなんど)とは、その名の通り鉄色を帯びた御納戸色で、暗い緑味の青色のことです。 …続きを読む - ■紅掛花色-Benikakehanairo(#68699B)
紅掛花色(べにかけはないろ)とは、あでやかな明るい青紫色のことで、花色の下染に紅を染めた重ねた色です。 『手鏡模様節用』の色譜には「紅かけ花 …続きを読む - ■蘇芳-Suo(#a84562)
蘇芳色(すおういろ)とは黒味を帯びた赤色で、蘇方色、蘇枋色とも書きます。蘇芳とは染料となる植物の名前で、この色はこれをアルカリ性水溶液で媒染 …続きを読む - ■裏柳-Urayanagi(#C1D8AC)
裏柳(うらやなぎ)とは、柳の葉裏の色からきた色名で淡い黄緑色のことです。「裏葉柳」の別名もあります。 …続きを読む - ■納戸色-Nando-iro(#008899)
納戸色(なんどいろ)とは、藍染めの一つで、緑色を帯びた深い青色のことです。赤味の強いものを「縹」といい、赤味が少なくやや鼠色を帯びた色を「納 …続きを読む - ■黒紅梅-Kurobeniume(#302833)
黒紅梅(くろべにうめ)とは、赤味がかった黒、または黒味がかった赤色のことです。江戸前期から高価な小袖の地色として愛用されました。 …続きを読む - ■錆鉄御納戸-Sabitetsuonando(#485859)
錆鉄御納戸(さびてつおなんど)とは、緑味の暗く鈍い青色のことです。錆鉄は錆びた鉄のことでなく、「侘び寂び」に通じ、暗くくすんだという意味がこ …続きを読む - ■檳榔子染-Binroujizome(#433D3C)
檳榔子染(びんろうじぞめ)とは、檳榔子染は檳榔樹の実を染料として染めた黒褐色のことです。きわめて気品のある色で別名『檳榔子黒』とも呼ばれまし …続きを読む - ■藤煤竹-Fujisusutake(#5A5359)
藤煤竹(ふじすすたけ)とは、藤色がかった煤竹色で、赤味の暗い灰紫色のことです。「藤煤竹」の染色は、貞享4年(1687)の小袖雛形本『源氏ひな …続きを読む - ■黒紅-Kurobeni(#302833)
黒紅(くろべにいろ)とは、赤味がかった黒、または黒味がかった赤色のことです。江戸前期の寛文(1661〜72)年間には高価な小袖の地色として使 …続きを読む - ■葡萄鼠-BudouNezumi(#705B67)
葡萄鼠(ぶどうねずみ)とは、葡萄の色を鼠がからせた鈍い赤紫のことです。浮世絵に描かれた着物の地色によく見られる色で、古代では葡萄も「えび」と …続きを読む - ■紅藤-Benifuji(#CCA6BF)
紅藤(べにふじ)とは、紅がかった藤色のことで、赤みの淡い紫色です。藤色の派生色。染色方法は藍を薄く下染めし、紅花で上掛けしたことから『紅掛藤 …続きを読む - ■深紫-Kokimurasaki(#493759)
深紫(こきむらさき)とは、黒味がかった深い紫色のことです。紫草の根を何度も繰り返し染めることでこの色は染められました。 …続きを読む - ■紫紺-Shikon(#140650)
紫紺(しこん)とは、紺色がかった暗めの紫色のことです。明治時代の流行色の一つで、英名では「ブラッキッシュ・パープル」です。同じ読みで赤紫系の …続きを読む - ■浅縹-Asahanada(#84B9CB)
浅縹(あさはなだ)とは、やわらかい青色のことで藍染により浅く染めた縹色に用いられます。また水縹(みずはなだ)も同じ程度の色です。『薄縹』とも …続きを読む - ■苗色-Naeiro(#B0CA71)
苗色(なえいろ)とは、稲の苗のような淡い感じの緑色で、萌葱色の明るい色のことです。夏の色として平安時代から使われてきました。 …続きを読む - ■青碧-Seiheki(#478384)
青碧(せいへき)とは、鈍い青緑色のことです。色名は古代中国の玉石「青碧」に由来する服飾の「青碧」からきています。 …続きを読む - ■熨斗目色-Noshime-iro(#175B66)
熨斗目色(のしめいろ)とは、織物の小袖のひとつである熨斗目に用いられたやや灰味の濃い鈍い青色のことです。 …続きを読む - ■紅掛空色-Benikakesorairo(#8491C3)
紅掛空色(べにかけそらいろ)とは、かすかに紅がかった淡い空色のことです。色名は、藍で空色に下染した上に紅花で染め重ねる染色法から生まれました …続きを読む - ■紺-Kon(#001A43)
紺(こん)とは、藍染 あいぞめの中で最も濃い色で、わずかに赤みを含んだ濃い青色のことです。英名では『ネイビーブルー』。古くは『深縹』と呼ばれ …続きを読む - ■茄子紺-Nasukon(#3b0e4b)
茄子紺(なすこん)とは、夏野菜として親しまれている茄子の実のような赤みの濃い紺色のことです。『茄子紺』は、藍染めの『濃色(こいろ)』に『蘇芳 …続きを読む - ■青鈍-Aonibi(#5d6970)
青鈍(あおにび)とは、青みの暗い灰色のことです。『鈍色』の派生色。別に「あおにぶ」とも読まれます。 古くからの色名で、平安時代には僧尼の衣に …続きを読む - ■薄色-Usu-iro(#CEB4B9)
薄色(うすいろ)とは、紫根に椿灰汁または明礬で染めた薄い紫色のことです。 …続きを読む - ■二藍-Futaai(#888ABC)
二藍(ふたあい)とは、藍の上に紅花を染め重ねた明るく渋い青紫色のことです。古くは紅のことを『紅藍(くれない)』と表記し、色名はこの紅藍と藍の …続きを読む - ■黄蘗-Kihada(#FEF263)
黄蘗(きはだ)とは、ミカン科のキハダの黄色い樹皮の煎汁で染めた明るい黄色のことで、奈良時代にもその名が見られる古い色名です。 …続きを読む - ■鶯色-Uguisu-iro(#838B0D)
鶯色(うぐいすいろ)とは、鶯の羽のような暗くくすんだ黄緑色のことです。江戸時代からの色名ですが、当時は茶系が流行色であったため『鶯色』を茶色 …続きを読む - ■青緑-Aomidori(#00A497)
青緑(あおみどり)とは、青色とも緑色ともいえない青味がかった緑色のことです。 …続きを読む - ■薄墨色-Usuzumi-iro(#A3A3A2)
薄墨色(うすずみいろ)とは、墨を薄めたようなやや薄い灰色のことです。淡墨色ともかきます。 …続きを読む - ■鳩羽鼠-Hatobanezumi(#9E8B8E)
鳩羽鼠(はとばねずみ)とは、薄い紫色である藤色に鼠色をかけた赤味がかった灰紫色のことです。 …続きを読む - ■千歳緑-Chitosemidori(#335719)
千歳緑(ちとせみどり)は、松の葉の緑のような濃く暗い緑色のことです。別に「せんざいみどり」「せんざいりょく」とも読まれます。不老不死や縁起… …続きを読む - ■御召茶-Omeshicha(#43676B)
御召茶(おめしちゃ)とは、御召の着物のようなくすんだ緑みのある青色のことです。江戸幕府の第11代将軍“徳川家斉”が縮緬を好んでを愛用し徳川家 …続きを読む - ■女郎花-Ominaeshi(#F2F2B0)
女郎花(おみなえし)とは、秋に咲く女郎花の花のような明るい緑味のある黄色のことです。女郎花は秋の七草の一つ。 …続きを読む - ■鶯茶-Uguisucha(#897F2E)
鶯茶(うぐいすちゃ)とは、鶯の背の羽の色に似た褐色がかった渋みのある黄緑色のことです。江戸中期以後によく使われた染め色で、『海松色 みるちゃ …続きを読む - ■甕覗-Kamenozoki(#C5E4Ed)
甕覗(かめのぞき)とは、藍染の淡い青色を指す色名でやわらかい緑みの青のことです。別名は『覗色』。藍染は布や糸を何度も藍甕に浸けては取り出し、 …続きを読む - ■肥後煤竹-Higosusutake(#897858)
肥後煤竹(ひごすすたけ)とは、黒みがかった黄褐色のことです。『煤竹色』の派生色。江戸時代の染色解説書である『手鑑模様節用』の色譜にもその名が …続きを読む - ■鬱金色-Ukon-iro(#F7C229)
鬱金色(うこんいろ)とは、鬱金草の根で染めた赤みの鮮やかな黄色のことです。英名では『ターメリック』。派手で目立つ色が好まれた江戸前期頃には、 …続きを読む - ■白橡-Shirotsurubami(#CBB994)
白橡(しろつるばみ)とは、橡で染めた白茶色に近い色のことで、鈍色(にびいろ)の薄いものです。青白橡と赤白橡の2種があります。 …続きを読む - ■黄支子-Kikuchinashi(#FFDB4F)
黄支子(きくちなし)とは、クチナシで染めた赤みがかった濃い黄のことです。 …続きを読む - ■香色-Kou-iro(#EFCD9A)
香色(こういろ)とは、黄味がかった明るい灰黄赤色のことで、貴族趣味的なよび名です。丁子や香料の煮汁で染めた色で、色相が広いです。 …続きを読む - ■深紅-Shinku(#AD002D)
深紅(しんく)とは、深みのある真っ赤な紅色のことです。古くは「ふかきくれない」「こきくれない」「こきべに」とも読まれ、別に『真紅』とも表記し …続きを読む - ■紅色-Beni-iro(#E1344C)
紅色(べにいろ)とは、紅花の濃染による鮮やかな赤色のことです。または色料の三原色CMYのM100%『マゼンタ』を指す場合もあります。別に「く …続きを読む - ■丁子染-Chojizome(#DDB87E)
丁子染(ちょうじぞめ)とは、丁子の蕾の煮汁で染めた染め物の色で黄みの暗い褐色のことです。「香染」「濃き香」「こがれ香」とも呼ばれます。 …続きを読む - ■憲法染-Kenpozome(#574738)
憲法染(けんぽうぞめ)とは、赤みがかった黄みの暗い黒茶色のことです。江戸初期の兵法家・剣客の“吉岡憲法”が考案したとされる黒茶染の色をいいま …続きを読む - ■礪茶-Tonocha(#9F6F55)
礪茶(とのちゃ)とは、赤黒い茶色のことです。江戸時代の染め色の名で、刃物の研磨に用いる粗い目の砥石の色にちなんでいます。 …続きを読む - ■深支子-Kokikuchinashi(#EFBB2C)
深支子(こきくちなし)とは、赤みの淡い黄橙色のことです。支子(くちなし)の実で染めた黄色の上に紅染めを施し赤みを重ねた色で、支子の濃い感じを …続きを読む - ■支子色-Kuchinashi-iro(#FFD768)
支子色(くちなしいろ)とは、クチナシの実で染めた、少し赤みのある黄色のことです。別に『梔子色』とも表記し、色合いの赤みの濃淡にはやや幅があり …続きを読む - ■焦茶-Kogecha(#4a2400)
焦茶(こげちゃ)とは、物が焼け焦げたような黒みがかった茶色のことです。江戸時代の流行色「四十八茶百鼠」の1つで、最も濃い茶色にあたります。も …続きを読む - ■雀茶-Suzumecha(#954039)
雀茶(すずめちゃ)とは、雀の頭の色のような赤黒い茶色のことです。その名のとおり、スズメの頭部の羽の色に由来する『茶色』で、同じく雀の羽の色に …続きを読む - ■洗朱-Araishu(#D0826C)
洗朱(あらいしゅ)とは、薄い朱色のことで黄色味を帯びた朱色、くすんだ黄赤に近い色のことです。 …続きを読む - ■檜皮色-Hihada-iro(#7B4334)
檜皮色(ひはだいろ)とは、染め色の名。黒みがかった蘇芳(すおう)色のことです。 …続きを読む - ■紅緋-Benihi(#F83929)
紅緋(べにひ)とは、冴えた黄みの赤色のことです。紅花染めと鬱金や支子などの黄みの色を染め重ねられた色。同じような染め色として『猩々緋』と『黄 …続きを読む - ■黒鳶-Kurotobi(#432F2F)
黒鳶(くろとび)とは、やや黒みの赤褐色で暗い赤褐色である鳶色をさらに暗くした色のことです。 …続きを読む - ■鴇羽色-Tokiha-iro(#F49E95)
鴇羽色(ときはいろ)とは、鴇 ときの風切羽の色のような黄みがかった薄い桃色のことです。江戸時代から伝わる染め色で、日本の天然記念物である鴇の …続きを読む - ■退紅-Arazome(#EEC9D1)
退紅(あらぞめ)とは、桜色と一斤染の中間の赤みのごく薄い赤紫色で、色名は褪めた紅の意味です。『延喜弾正台式』では、車馬女従の服色とされており …続きを読む - ■中紅-Nakabeni(#EB6159)
中紅(なかべに)とは、紅花 べにばなから作られる片紅で染めた、黄みが強い紅色のことです。江戸前期の色名。紅花を揉んで振り出す染の手法から「な …続きを読む - ■一斤染-Ikkonzome(#F4B3C2)
一斤染(いっこんぞめ)は、染料の紅花一斤で絹一疋を染めた淡い紅色のことです。平安時代は紅花が高価であったため、濃い紅染は『禁色』とされ、天皇 …続きを読む - ■桃色-Momo-iro(#F58F98)
桃色(ももいろ)とは、桃の花のような、紅花で淡く染めた色のことです。 …続きを読む