深川鼠(ふかがわねずみ)とは?|Fukagawanezumi|#85A1A0

深川鼠Fukagawanezumi

色の名前Japan Color Name 深川鼠(ふかがわねずみ)
ローマ字Romanized Fukagawanezumi
RGB R:133 G:161 B:160
CMYK C:54 M:30 Y:36 K:00
Web カラーHex triplet
誕辰色3月9日

色の説明

深川鼠(ふかがわねずみ)とは、薄い青緑みの灰色のことです。藍の薄染めは緑がかった青になり、『浅葱色 あさぎいろ』とよばれますが、この浅葱の色みをさらに抑えた色が深川鼠です。江戸時代後期に流行した色で、色名は江戸「深川」のいなせな若衆や、華美を嫌い、渋さを好んだ芸妓衆が愛用したことに由来します。

また、江戸天明期 てんめいきを代表する狂歌師で御家人の “大田南畝 おおた なんぼ”は、『手鑑模様節用 てかがみもようせつよう』の中で「みなと鼠。のころ流行して”深川鼠”と云ふ」と記しており、『湊鼠 みなとねずみ』は同色です。

ちなみに、地名に由来する深川鼠の色ですが、湊鼠もまた大阪の「湊村」に由来する地名に因んだ色名でした。

明暦 めいれきの大火(一六五七)後、江戸の深川には富岡八幡宮を中心とした庶民的な享楽街が生まれました。木場があり、木材商の人足たちも多い土地柄から、意気と侠気 おとこぎが売り物の辰巳芸者 たつみげいしゃが活躍し、ある意味、江戸の文化の中心地だったとされています。 そんな江戸で最も粋な深川界隈で好まれたのがこの深川鼠であり、やがて江戸庶民の間にも流行していきました。

幕府の奢侈禁止令 しゃしきんしれいにより派手な色がたびたび禁止された江戸の庶民たちは、『茶色』や『鼠色』を「粋な色」として重用し流行しました。それがいわゆる『四十八茶百鼠 しじゅうはちゃひゃくねず』です。

-読み:ふかがわねずみ-

関連する色の紹介

[Explanation of a color]

The Fukagawanezumi, is a pale blue-green Mino gray. Thin-dyed indigo became greenish blue, will be referred to as “Asagi-iro,” but, still subdued color the shade of this Asagi is Fukagawanezumi. Edo era in the late prevalent color, color name and dashing wakashū of Edo “Fukagawa”, hate the ornate, and from the fact that geisha crowd that favored the astringency was favorite.

In addition, “Ohtananbo” is of Gokenin in ‘kyoka’ poet to represent the Edo Tenmei period, and wrote that “Minatonezu. 此 this time epidemic to” Fukagawanezumi “the clouds Fu” in the “Tekagamimoyousetsuyou”, “Minatonezu” is It is the same color.

By the way, it is the color of the Fukagawanezumi derived from a place name, Minatonezu was also color names named after the place name derived from “Minatomura” of Osaka.

After meireki niece gravel of conflagration (one thousand six hundred fifty-seven), the Edo of Shenzhen was born folksy hedonistic city with a focus on Tomioka Hachiman. There is Kiba, human foot our timber merchant from many land pattern, spirit and Kyoki chivalrous spirit is active the sale of Tatsumi geisha Tatsumi Geisha, has been that it was a certain sense, the center of Edo culture. Was favored in the most stylish Shenzhen neighborhood in such Edo is this Fukagawanezumi, I went prevalent also between the soon Edo people.

Edo people who flashy colors is prohibited often by the luxury ban of the Shogunate, was duty prevalent the “brown” or “gray” as the “trendy colors”. It is the so-called “Shijuhacha-Hyakunezu”.

By the way, the color of the Fukagawanezumi is the color derived from the names of places, but it comes from Minatonezu also in Minato village of Osaka is a matter of fact the original name.

-read:Fukagawanezumi-

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深川鼠(Fukagawanezumi)
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タグ:四十八茶百鼠手鑑模様節用江戸の色

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