金青(こんじょう)とは?|Konjou|#003775

金青Konjou

色の名前Japan Color Name 金青(こんじょう)
ローマ字Romanized konjou
RGB R:000 G:055 B:117
CMYK C:100 M:63 Y:00 K:45
Web カラーHex triplet

色の説明

金青(こんじょう)とは、古代の顔料の色で紫色を帯びた暗い上品な青色のことです。『紺青 こんじょう』の古名。別に「きんせい」とも呼ばれます。

金青』の名前は非常に古く、勅撰 ちょくし史書「続日本紀 しょくにほんぎ」の文武天皇二年(六九八)の条に「○乙酉。令近江国献金青。伊勢国朱砂雄黄。常陸国備前伊勢日向四国朱砂。安芸長門二国金青緑青。豊後国真朱。」との表記があり、赤系の『朱沙 しゅしゃ』『真朱 しんしゅ』、黄系の『雄黄 ゆうおう』、緑系の『緑青 ろくしょう』とともに献上品として記録が残るほど貴重な顔料で、仏像や仏画の彩色になくてはならないものでした。

「藍銅鉱」という貴重な鉱物から作られるため「金」の字を冠していましたが、平安の頃に中国から同系色の『こん』が伝わったのを期に『紺青』の表記になったと思われます。


藍銅鉱(アズライト)

藍銅鉱(アズライト)

-読み:こんじょう-


関連する色の紹介

[Explanation of a color]

The Konjo is the color of an ancient pigment, a dark elegant blue with a purple tinge. It is the ancient name for “紺青. It is also called “Kinsei”.

The name “Konsei” is very old, and is mentioned in an article of the imperial history book “Shoku Nihongi,” written in the second year of Emperor Bunmu’s reign (698). It was such a precious pigment that it was recorded as a gift along with the red “Shusha” and “Masoho,” the yellow “Yuuou,” and the green “Rokushou.

Since it was made from a precious mineral called “indigo copper ore,” it used to be called “金(gold)” but it is thought that it was changed to “紺青(Konjou)” when the similar color “紺(Non)” was introduced from China around the Heian period.

-read:konjou-

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