色の名前Japan Color Name | 柑子色(こうじいろ) |
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ローマ字Romanized | Kouji-iro |
RGB | R:234 G:169 B:056 |
CMYK | C:00 M:43 Y:95 K:00 |
Web カラーHex triplet | |
誕辰色 | 9月27日 |
色の説明
柑子色(こうじいろ)とは、蜜柑色をやや薄くしたような明るい黄赤色のことです。柑子は古くから日本で栽培されたミカンの一種でコウジミカンの略。別に「カンジ」とも読まれました。『萱草色 』の別名とも言われますが、現代では『萱草色』はもう少し鮮やかな色を指します。
柑橘系の実の色としては『蜜柑色 』や『橙色 』などより古く、室町時代にはその名が見られました。(出典:桃華蘂葉 -一四八○)
染色はアカネ科クチナシとキク科ベニバナを合わせて染めていましたが、ベニバナの代わりに蘇芳 の明礬媒染も行われていたようです。
重 ねの色でもあり「表・濃朽葉、裏・濃朽葉」の色目で、着用するのは秋でした。
また、裏を黄色にすると『橘 』の重ねになり、こちらは夏の色となっています。
(出典:薄様色目)
ちなみに、『柑子色』と同じ読みの色名に『麹色 』がありますが、こちらは米麹に由来する赤みの淡い灰黄色のことです。
-読み:こうじいろ-
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「五月待つ花橘の香をかげば昔の人の袖の香ぞする」
『古今和歌集』紀貫之、他。延喜五年(九◯五)頃。
[Explanation of a color]
The Koji-iro, it is a bright yellow-red, such as thinly slightly Mikan-iro. Koji stands for Koujimikan a type of mandarin orange. In fact, it has been reported to the traditional color name older than Mikan’-iro as a color name, and dyed to match the Asteraceae such as safflower and gardenia Rubiaceae. I read as “Kanji”
-read:Kouji-iro-
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