山藍摺/Yamaaizuri/#67A2A0/

山藍摺Yamaaizuri

色の名前Japan Color Name山藍摺(やまあいずり)
ローマ字RomanizedYamaaizuri
RGB R:103 G:162 B:160
CMYK C:50 M:00 Y:25 K:30
Web カラーHex triplet

色の説明

山藍摺(やまあいずり)とは、染料植物の山藍 やまあいり染めた布の色で、灰色がかった青緑のことです。

山藍による摺染 すりぞめは、『万葉集』にも「山藍もち れるきぬきて」の一文がみられる古い染色技法。しかし、色落ちが早く、蓼藍 たであいを使った藍染 あいぞめが平安期以降に普及したこともあり、徐々にすたれていきました。

ただし、現在でも宮中で行われる神事用の衣服の染色として伝わっており、新嘗祭 にいなめさいに用いられる「小忌衣 おみごろも」の文様は山藍で染められているそうです。

※新嘗祭(にいなめさい)とは、十一月二十三日に行われる宮中行事のひとつ。大祭。祝日の勤労感謝の日のルーツ。

※小忌衣(おみごろも)とは、飛鳥時代から伝わる神事などに用いられる上衣 うわぎ。ちなみに「忌」という文字はおそうやまう意味があります。

山藍摺』の色合いは、植物による日本最古の染色方法ということもあり、染色された色目や染色技法の記録も残っていないため正確には分かっていません。

色相は『』と伝わっていますが、インジゴ(青色色素)を含まない山藍の葉の摺染 すりぞめでは緑にしかならないことや、当時の『』は緑系も含む色合いであったことから、緑色だという説もあります。
ただ、山藍の茎や根にはインジゴとは別の青色色素が含まれているので、完全に『緑』とも言い切れません。

※このページで紹介している『山藍摺 やまあいずり』の色見本は、“辻村喜一”氏が昭和五十一年に再現した山藍染めを参考にしています。

山藍(やまあい)

山藍(やまあい)とはトウダイグサ科の宿根草 しゅっこんそう(多年草)。高さは約40cmほどで、山地に群生します。対生した葉は長楕円形で、春から夏にかけて緑色の小花を穂状につけます。

飛鳥時代には摺り染めの染料とされた最古の染料植物ですが、タデ科の蓼藍 たであいや、キツネノゴマ科の琉球藍 りゅうきゅうあいと違ってインジゴ(青色色素)を含まないので、藍染のような浸し染めには向きません。

古くから我が国に自生する山藍は、後に渡来した蓼藍と違い、日本古来の純潔な染料植物として今でも神事に使用され、大切にされています。
そんな山藍で染めた『山藍摺』の色もまた、「神聖な色」といえるかもしれません。

山藍の写真

山藍:ものづくり工房 ひとつ屋

-読み:やまあいずり-

「あしひきの 山あいにすれる衣をば 神につかふる しるしぞと思ふ」

『新勅撰和歌集』藤原定家 ふじわら ていか 選。文暦二年(一二三五)。紀貫之 きの つらゆき

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[Explanation of a color]

The Yamaaizuri is the color of a cloth dyed with dyed plant indigo soybeans and grayish blue green.

Yamaai ‘s rubbing dyeing is an old dyeing technique in which one sentence “Yamaai Mochi Sureru Kinu Kite” is also found in “Manyoshu”. However, it faded quickly, and indigo dyeing using Tadeai started spreading after the Heian period, and it gradually disappeared.

However, it is transmitted as a dyeing of shrine clothing which is still carried out in the Imperial Palace, and the pattern of “Omigoromo” used for Ninamesai is said to be dyed with Yamaai.

The color of “Yamaaizuri” is sometimes referred to as the oldest dyeing method by plants in Japan, and there is no record of dyeing color or dyeing technique, so it is not precisely known.

Theory hue but has transmitted a “blue”, and that in the sliding-dyed leaves of Yamaai that does not include the indigo not only to green, from that of the “blue” at the time was a hue also contain green system, that’s green There is also. However, Yamaai’s stem and roots contain blue pigment that is different from indigo, so it can not be said completely “green” either.

※ The color sample of “Yamaaizuri” introduced on this page is based on Yamaai dyeing which Mr. “Tsujimura Kiichi” reproduced in Showa 51 years.

Yamaai

Yamaai is a perennial plant of the Euphorbiaceae. The height is about 40 cm and it is clustered in the mountains. The leaf which is birth has an elliptical shape and sprinkle green florets from spring to summer.

Although it is the oldest dye plant which was regarded as a dyed dye in the Asuka period, unlike Tadeai of Todeiaceae and Ryukyuai of a foxtinaceae family, it does not contain indigo, so it is not suitable for dying dye like indigo dye .

Unlike Tadeai who came naturally to Japan since long ago, Yamaai is used as a shrine even now as an ancient Japanese dyestuff plant, and has been cherished. The color of “Yamaaizuri” dyed with such Yamaai may also be called “sacred color”.

-read: Yamaaizuri-

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タグ:万葉の色染めの色

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