柿色(かきいろ)とは?|Kaki-iro|#DE6A1C

柿色Kaki-iro

色の名前Japan Color Name 柿色(かきいろ)
ローマ字Romanized Kaki-iro
RGB R:222 G:106 B:028
CMYK C:00 M:68 Y:90 K:10
Web カラーHex triplet
誕辰色8月18日

色の説明

柿色(かきいろ)とは、柿の果実のような鮮やかで濃い橙色のことです。柿色は古くからある色名ですが、一口に「柿色」と呼んでも4種類の色みがあり、柿の実の色にちなんだ色の系統と柿渋 かきしぶで染めた色の二系統に分かれます。

柿の実の色の系統の柿色としては、色見本の一般的な『柿色』。そして、熟した柿の実を思わせる赤みの濃い『照柿色 てりがきいろ』。この照柿色も略して「柿色」と呼ばれます。

一方、柿渋で染めらた色の系統としては、その名も『柿渋色 かきしぶいろ』という色名があり、こちらも略して「柿色」と呼ばれました。さらに歌舞伎用語では“成田屋”の茶色、通称『団十郎茶 だんじゅうろうちゃ』も柿渋と紅柄 べにがらで染めたことから「柿色」と呼ばれています。

このように4種類の通称「柿色」がありますが、江戸時代以前は「柿色」といえば柿渋の柿色だけを指しており、柿の実にちなんだ冴えた赤味の橙色が、いつ頃から「柿色」と呼ばれるようになったのかはハッキリしていません。

柿 (かき)

柿は、カキノキ科の1種の落葉樹。弥生時代以降に桃や梅、杏子などとともに大陸から伝来したもので、沖縄県を除く日本の全都道府県に分布しています。
古くから熟した果実は食用に、柿渋は防腐剤に、幹は家具材に、葉は茶の代わりとして飲まれており、我々日本人にとってはとても馴染み深い植物であるといえます。

ちなみに、中世の山伏たちが柿色の衣装で修行をしていたのは、柿渋に防水効果があるため、山野を巡る際に衣服が濡れないように染めていたのでしょう。

柿の実

-読み:かきいろ-

「当時、暖簾の色は紺染に用ゆ。されども太夫町一町ばかりには、
 柿色を今に用ゆる事古例をもってす」

『色道大鏡』藤本箕山著。延宝六年(一六七八)。

関連する色の紹介

[Explanation of a color]

The Kaki-iro, is a vivid dark orange color, such as the persimmon fruit. Kaki-iro is the color name in a long time, but there are four types of color only be referred to as a “Kaki-iro” to bite, color of the two-dyed in the colors of the system and the persimmon named after the real color of persimmon divided into system.

The Kaki-iro of the actual color of the lineage of persimmon, general color swatch “Kaki-iro”. And, dark reddish reminiscent of the fruit of ripe persimmon “Terigaki”. This Terigaki-iro is for short called “Kaki-iro”.

On the other hand, as a system of color was dyed, et al. In the persimmon, the name also has a color name “Kakishibu-iro”, was called “Kaki-iro” here even for short. It is called “Kaki-iro” from further in the kabuki term brown “Naritaya”, known as “Danjurocha” was also dyed with persimmon juice and red pattern.

In this way there are four types of commonly known as “Kaki-iro”, the Edo period previously “Kaki-iro” Speaking of which points to the only Kaki-iro of persimmon juice, reddish orange that dull named after the fruit of the persimmon but, it is not clear what time since I came to be called “Kaki-iro”.

By the way, the medieval warrior priest who had been trained in the costume of Kaki-iro, because there is a waterproof effect to the persimmon, Will had been dyed so as not to wet clothes when over the fields and mountains.

-read: Kaki-iro-

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タグ:平安の色歌舞伎の色江戸の色

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