金糸雀色(かなりあいろ)とは?|Kanaria-iro|#ECE038

金糸雀色Kanaria-iro

色の名前Japan Color Name 金糸雀色(かなりあいろ)
ローマ字Romanized Kanaria-iro
RGB R:236 G:224 B:052
CMYK C:19 M:16 Y:83 K:0
Web カラーHex triplet

色の説明

金糸雀色(かなりあいろ)とは、野生のカナリアの羽色のような少しくすみのある黄色のことです。カナリアは漢字で「金糸雀」と表記し『金糸雀色』は文字どおり、カナリアの羽を表現した色になります。また、別に「きんしじゃくいろ」とも読まれます。

なお、カタカナで『カナリア色』といえばサッカーのブラジル代表のユニフォームの色として有名ですが、『金糸雀色』より『カナリア色』のほうがあざやかな黄色を指します。

これは日本に伝わった頃のカナリアが、現在のように品種改良が進んでいなかったため、野生のカナリアに近い少しくすんだ黄色をしていたからでしょう。

カナリア(金糸雀)

カナリアはスズメ目アトリ科の小鳥で、愛玩鳥フィンチの一種。名前は「カナリア諸島」に由来します。 日本へは江戸時代の天明期(一七八一〜八九)に持ち込まれ、「金糸雀」と呼ばれました。カナリアは姿形やさえずりの美しさから、ペットとしてたちまち人気となり、とくに武士や貴族、知識層に愛玩されたようです。その人気ぶりを表すように“葛飾北斎 かつしか ほくさい”の日本画にもその姿が見られます。

カナリアが日本に伝わったのが江戸中期〜末期ですから、『金糸雀色』の色名ができたのは明治以降の近代になってからだと思われます。

ちなみに、日本では古くから鳥を飼う習慣があることから、色名にも鳥の羽に由来したものが数多くみられます。古くは『鶸色 ひわいろ』や『鴇色 ときいろ』、『鴨の羽色 かものはいろ』、『濡羽色 ぬればいろ』など。近代でも『鶯色 うぐいすいろ』『鸚鵡 おうりょく』や『孔雀緑 くじゃくみどり』など、色相もさまざまです。

カナリア

-読み:かなりあいろ-

関連する色の紹介

[Explanation of a color]

Kanaria-iro is a yellowish color with a slight dullness like the feather color of the wild canary. Canary is written as “金糸雀” in kanji and “Kanaria-iro” is literally the color expressing wing of canary. Also, “Kinshijaku-iro” is also read separately.

In Katakana, “カナリア色” is famous as the color of uniform of Brazilian national football team, but “カナリア色” is more vivid yellow.

This is probably because the canary in the time when it was transmitted to Japan was slightly dusky yellow near the wild canary because the breed improvement was not progressed as it is now.

Canary

Canary is a small bird of the sparrow eye, a kind of pet bird finch. The name comes from the “Canary Islands”. It was brought to Japan during the Tenrikyo period (1781 – 89) of the Edo period and was called “golden sparrow”. From the beauty of the figure and twitter, the canary became very popular as a pet quickly, especially as samurai and knowledge layers petted. Its appearance can be seen also in Japanese paintings of Katsushika Hokusai so that it expresses its popularity.

It is believed that the canary was transmitted to Japan from the middle of the Edo period to the end of the period, so it was only after the Meiji era that the color name of “Kanaria-iro” was made.

By the way, there are many color names derived from bird’s wings unexpectedly because there are customs for keeping birds from long ago, “Kanaria-iro” many years ago, “Hiwa-iro”, “Toki-iro”, “Kamonoha -iro “, and in modern times you can see various color names such as” Uguisu-iro “” Ohryoku “and” Kujakumidori “.

-read: Kanaria-iro-

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金糸雀色(Kanaria-iro)
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タグ:近代の色鳥の羽色

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