黒白系の色一覧
このカテゴリでは「黒白系」の日本の伝統色「44色」の一覧をご紹介します。
- ■玄-Gen(#3E1E00)
玄(げん)とは、赤や黄みを含んだ深みのある黒色のことです。また『黒』は同義語。「玄」の色は「黒」を意味し、日本の美術家の …続きを読む - ■生成色-Kinari-iro(#F7EFE3)
生成色(きなりいろ)とは、晒らす前の木綿のようなわずかに赤みがかった黄みの白色のことです。「ナチュラルカラー」が流行した …続きを読む - ■浅葱鼠-Asaginezu(#94A8B0)
浅葱鼠(あさぎねず)とは、曇天の空の色に近い青緑色をおびた渋い鼠色のことです。 色名は文字どおり『浅葱色』がかった『鼠色 …続きを読む - ■紺鼠-Konnezu(#3F4551)
紺鼠(こんねず)とは、わずかに青みがかった暗い鼠色のことです。色名は文字どおり『紺色』がかった『鼠色』から。江戸時代に誕 …続きを読む - ■白百合色-Shirayuri-iro(#FDFCF5)
白百合色(しらゆりいろ)とは、白百合の花のようなわずかに黄色みの白色のことです。 古くからの伝統色ではなく、明治期以降に …続きを読む - ■白銅色-Hakudou-iro(#D3DBE2)
白銅色(はくどういろ)とは、金属の白銅の色ようなわずかに青みを含んだ明るい灰色のことです。白銅に因んだ色ですが、実際の白 …続きを読む - ■空色鼠-Soraironezu(#B8C8D1)
空色鼠(そらいろねず)とは、薄曇りの空のような青みを含んだ明るい灰色のことです。『そらいろねずみ』とも。江戸後期に流行し …続きを読む - ■純白-Junpaku(#FFFFFF)
純白(じゅんぱく)とは、全く混じりけのない完全な白色のことです。『真白』と同色。純白とは、もともと色名ではなく「汚れがな …続きを読む - ■檳榔子黒-Binroujiguro(#00081A)
檳榔子黒(びんろうじぐろ)とは、青みを含んだ気品のある黒色のことです。藍を下染めに檳榔樹の実「檳榔子」で染められた最高級 …続きを読む - ■月白-Geppaku(#F6F7F8)
月白(げっぱく)とは、月の光を思わせる薄い青みを含んだ白色のことです。色名の月白を「つきしろ」と読むと、月が東の空に昇る …続きを読む - ■小町鼠-Komachinezu(#E5E2E4)
小町鼠(こまちねず)とは、ほんのりと赤みを帯びた淡い鼠色のことです。『銀鼠』よりも淡く、上品で華やかさのある色。江戸時代 …続きを読む - ■漆黒-Sikkoku(#080000)
漆黒(しっこく)とは、黒漆を塗った漆器のような深く艶のある黒色のことです。純粋な黒。『純白』の対義語。黒の中でも最も暗い …続きを読む - ■嵯峨鼠-Saganezu(#B08D84)
嵯峨鼠(さがねず)とは、茶色がかった鼠色のことです。江戸後期に流行した色であり、「四十八茶百鼠」のひとつ。... …続きを読む - ■涅色-Kuri-iro(#433634)
涅色(くりいろ)とは、川底の泥のような茶味がかった黒色のことです。涅(くり)は水の底によどんだ黒い土のこと。服色としては …続きを読む - ■濡羽色-Nureba-iro(#000B00)
濡羽色(ぬればいろ)とは、カラスの羽のような艶のある黒色のことです。別名「濡烏」、「烏羽色」とも。万葉集の時代より「髪は …続きを読む - ■相済茶-Aisumicha(#373C38)
相済茶(あいすみちゃ)とは、藍味を帯びた墨色のことで、一般的に「藍墨茶」と書かれます。色名に「茶」とありますが「暗くくす …続きを読む - ■白-Shiro(#FFFFFD)
白(しろ)とは、日本の色名の中でも最古のものの一で、光のすべてを反射する物の人間が知覚する表面に見える色のことです。黒の …続きを読む - ■卯の花色-Unohana-iro(#FBFBF6)
卯の花色(うのはないろ)とは、卯の花のようなわずかに黄みがかった白色のことです。平安時代からの伝統色名で、代表的な『白色 …続きを読む - ■鈍色-Nibi-iro(#727171)
鈍色(にびいろ)とは、橡色 つるばみいろなどと同じく、無彩色系の鈍い鼠色のことです。平安時代から使われたきて色名で、「に …続きを読む - ■胡粉色-Gofun-iro(#FFFFFC)
胡粉色(ごふんいろ)とは、日本画にも使われる白色顔料の「胡粉」の色をさし、ごくわずかに黄みがかった白色のことです。 …続きを読む - ■藍墨茶-Aisumicha(#373C38)
藍墨茶(あいすみちゃ)とは、藍味を帯びた墨色のことで、「相済茶」とも書かれます。「藍墨」は当て字。#藍墨茶 …続きを読む - ■錫色-Suzu-iro(#9EA1A3)
錫色(すずいろ)とは、無彩色の銀色に近い明るい鼠色のことです。錫は銀白色の金属。『手鏡模様節用』の色譜に、「錫色。又当世 …続きを読む - ■白練-Shironeri(#FCFAF2)
白練(しろねり)とは、真っ白い練絹のような白色のことです。生絹の黄味を消し去る技法を「白練」と呼び、その白練した光沢のあ …続きを読む - ■呂色-Roiro(#0c0c0c)
呂色(ろいろ)とは、黒漆の濡れたような深く美しい黒色のことです。漆工芸の塗りの技法のひとつである呂色塗からきた色名で、蝋 …続きを読む - ■檳榔子染-Binroujizome(#433D3C)
檳榔子染(びんろうじぞめ)とは、檳榔子染は檳榔樹の実を染料として染めた黒褐色のことです。きわめて気品のある色で別名『檳榔 …続きを読む - ■丼鼠-Dobunezumi(#595455)
丼鼠(どぶねずみ)とは、溝鼠(どぶねずみ)の毛色に似た素鼠よりやや暗い鼠色です。 …続きを読む - ■銀色-Gin-iro(#C0C0C0)
銀色(ぎんいろ)とは、白金とも呼ばれる、美しい金属光沢のある灰色のことです。 …続きを読む - ■墨色-Sumi-iro(#000A02)
墨色(すみいろ)とは、「墨の五彩」、濃、焦、重、淡、清の焦にあたる黒に近い灰黒色のことです。 …続きを読む - ■素鼠-Sunezumi(#737373)
素鼠(すねずみ)とは、他の色味を含まない鼠色のことです。「墨の五彩」、濃、焦、重、淡、清の「重」に当たる中明度の無彩色で …続きを読む - ■銀鼠-Ginnezumi(#BBBCBF)
銀鼠(ぎんねず)とは、銀色のようなほんのり青みを含んだ明るい灰色のことです。古くは『錫色』とも。江戸中期は度々「奢侈禁止 …続きを読む - ■白鼠-Shironezumi(#E6E6E6)
白鼠(しろねずみ)とは、銀の色のように上品な明るい鼠色のことです。『銀色』とは同色。江戸中期からの色名で、語尾を省略して …続きを読む - ■柳鼠-Yanaginezumi(#C8D5BB)
柳鼠(やなぎねずみ)とは、柳の緑色を帯びた鼠色の意で、薄い緑がかった鼠色のことです。 …続きを読む - ■鉛色-Namari-iro(#7B7C7D)
鉛色(なまりいろ)とは、鉛のような少し青味を帯びた灰色のことです。鉛は「あおがね」ともいわれ、加工が容易で耐蝕性にすぐれ …続きを読む - ■薄墨色-Usuzumi-iro(#A3A3A2)
薄墨色(うすずみいろ)とは、墨を薄めたようなやや薄い灰色のことです。淡墨色ともかきます。 …続きを読む - ■消炭色-Keshizumi-iro(#595045)
消炭色(けしずみいろ)とは、消し炭のような橙みの暗い灰色のことです。火を消した木炭の、うすい灰を飛ばすと現れる炭の色を表 …続きを読む - ■黒橡-Kurotsurubami(#322C28)
黒橡(くろつるばみ)とは、橡の実を砕いて煎じたものを鉄媒染で発色させた青味がかった黒色のことです。 …続きを読む - ■紅消鼠-Benikeshinezumi(#524748)
紅消鼠(べにけしねずみ)とは、紅の上に黒を重ねたような暗い灰味がかった赤紫色のことです。 …続きを読む - ■鳩羽鼠-Hatobanezumi(#9E8B8E)
鳩羽鼠(はとばねずみ)とは、薄い紫色である藤色に鼠色をかけた赤味がかった灰紫色のことです。 …続きを読む - ■灰桜-Haizakura(#E8D3D1)
灰桜(はいざくら)とは、やや灰色がかった明るい桜色のことです。桜色に薄墨がかった「桜鼠」も同系統ですが、こちらの方が明る …続きを読む - ■灰汁色-Aku-iro(#BCB09C)
灰汁色(あくいろ)とは、灰汁のような黄みがかった灰色のことです。 …続きを読む - ■利休白茶-Rikyushiracha(#E6E3C5)
利休白茶(りきゅうしらちゃ)とは、薄い灰みがかった黄褐色のことです。 わび茶道の祖・ “千利休” をイメージさせる上品で …続きを読む - ■灰色-Hai-iro(#9F9D9A)
灰色(はいいろ)は、白と黒の中間の色のことです。物を燃やした際に出る灰のような色で薄い鼠色に用いられます。 …続きを読む - ■鼠色-Nezumi-iro(#7D7D7D)
鼠色(ねずみいろ)とは、ネズミの体毛の色のような暗い灰色、および灰色系統全般を指す色名です。室町末期から江戸時代にかけて …続きを読む - ■黒鳶-Kurotobi(#432F2F)
黒鳶(くろとび)とは、やや黒みの赤褐色で暗い赤褐色である鳶色をさらに暗くした色のことです。 …続きを読む