紫系の色一覧
このカテゴリでは「紫系」の日本の伝統色「59色」の一覧をご紹介します。
- ■桔梗紫-Kikyoumurasaki(#6944a8)
桔梗紫(ききょうむらさき)とは、桔梗の花のような青みを帯びた紫色のことです。『桔梗紫』は江戸時代に生まれた染めの色で、桔 …続きを読む - ■壺菫-Tsubosumire(#843779)
壺菫(つぼすみれ)とは、ツボスミレの花の花芯部のような渋く濃い紅紫色のことです。万葉時代の重かさねの色目に由来した色で、 …続きを読む - ■濃色-Kokiiro(#412E49)
濃色(こきいろ)とは、紫根染めを何度も繰り返し染められた黒みがかった深い紫色のことです。色名の由来は最も濃い紫色というこ …続きを読む - ■本紫-Honmurasaki(#6846A5)
本紫(ほんむらさき)とは、紫根染めで染められたあざやかな紫色のことです。 紫根染は古くからの『紫色』の染色法で、ムラサキ …続きを読む - ■青紫-Aomurasaki(#3B469B)
青紫(あおむらさき)とは、青みを帯びた鮮やかな紫色のことです。平安時代の歴史物語『栄花物語』にも記された古くからの伝統色 …続きを読む - ■小紫-Komurasaki(#4B0D43)
小紫(こむらさき)とは、コムラサキの実のような渋めの濃い紫色のことです。小紫といえば、一般的には植物や蝶の名前、または歌 …続きを読む - ■桑の実色-Kuwanomi-iro(#550030)
桑の実色(くわのみいろ)とは、その名のとおり熟した桑の実のような暗い赤紫色のことです。桑の実を使って染められた色で、英名 …続きを読む - ■紺藤-Konfuji(#6592C6)
紺藤(こんふじ)とは、青みの強い渋い青紫色のことです。古くからの伝統色である『藤色』を紺がからせた変相色。平安の頃から女 …続きを読む - ■青藤-Aofuji(#8AA2D3)
青藤(あおふじ)とは、青がかった藤色のことで、青みの強いうすい青紫色のことです。藤色の派生色。 『藤色 』は藤の花の色に …続きを読む - ■淡藤色-Awafuji-iro(#D2D0E8)
淡藤色(あわふじいろ)とは、うすく淡い青紫色のことです。優しく女性らしい『藤色』をさらに淡くした色で、『うすふじいろ』と …続きを読む - ■淡紅藤-Usubenifuji(#E9C3DC)
淡紅藤(うすべにふじ)とは、やや赤みをふくんだ薄い紫色のことです。 江戸時代後期に流行した『紅藤色』の派生色。『薄紅藤』 …続きを読む - ■至極色-Shigoku-iro(#2D0425)
至極色(しごくいろ)とは、極めて黒に近い深い赤紫色のことです。『深紫』の別名。 飛鳥時代の持統朝の頃には『黒紫』とも表記 …続きを読む - ■白菫色-Shirosumire-iro(#E9EAF5)
白菫色(しろすみれいろ)とは、白菫の花のようなほとんど白に近い紫色のことです。 菫の花は万葉の頃より愛された草花ですが、 …続きを読む - ■紫檀色-Shitan-iro(#6A1435)
紫檀色(したんいろ)とは、紫檀の材のような深く暗い赤みの紫色のことです。紫檀とはインド、スリランカ原産のマメ科の常緑高木 …続きを読む - ■京藤-Kyoufuji(#C08FB3)
京藤(きょうふじ)とは、紅がかった濃い藤色で、明るく渋い紅紫色のことです。古来より女性に人気の『藤色』の派生色ですが、染 …続きを読む - ■薄藤-Usufuji(#C7C3E1)
薄藤(うすふじ)とは、伝統色の藤色をより薄くした淡い青紫色のことです。色名が見られるようになるのは江戸時代から。『藤色』 …続きを読む - ■紅桔梗-Benikikyou(#9C308D)
紅桔梗(べにききょう)とは、桔梗色に紅を重ね染めした色味の濃い紅紫色のことです。 江戸時代から見られるようになった色名で …続きを読む - ■若紫-Wakamurasaki(#BE84B8)
若紫(わかむらさき)とは、明るい紅みの紫色のことです。色名の由来は「うすい紫色」を意味する「若紫」という言葉から。江戸時 …続きを読む - ■葵色-Aoi-iro(#AA89BD)
葵色(あおいいろ)とは、葵の花のような灰色がかった明るい紫色のことです。平安の頃からの古い色名。葵の花は白や紅、紫、黄、 …続きを読む - ■藤紫-Fujimurasaki(#8F82BC)
藤紫(ふじむらさき)とは、藤の花のような明るい青紫色のことです。平安の頃より女性に人気の高い『藤色』と、高貴な色の象徴で …続きを読む - ■藤納戸-Fujinando(#606DA1)
藤納戸(ふじなんど)とは、灰味を帯びた淡い青紫色のことです。『藤御納戸』とも。落ち着きのある大人びた印象の色合いから現代 …続きを読む - ■古代紫-Kodaimurasaki(#8C6589)
古代紫(こだいむらさき)とは、わずかに赤味を帯びた、くすんだ紫色のことです。紫草という多年草の根による紫根染めで染められ …続きを読む - ■二人静-Futarishizuka(#583B55)
二人静(ふたりしずか)とは、暗く渋い紅紫色のことです。二人静の「静」とは源義経の愛妾「静御前」のこと。色名の由来は、室町 …続きを読む - ■竜胆色-Rindou-iro(#6967AB)
竜胆色(りんどういろ)とは、竜胆の花のような薄い青紫色のことです。 竜胆は日本の山野に自生するリンドウ科の多年草。桔梗と …続きを読む - ■紫式部-Murasakishikibu(#90326D)
紫式部(むらさきしきぶ)とは、紫式部の実のような赤みのある渋い紫色のことです。紫式部は山野に自生するクマツヅラ科の低木で …続きを読む - ■藍色鳩羽-Aiirohatoba(#756D91)
藍色鳩羽(あいいろはとば)とは、文字通り「藍色がかった鳩羽色」の意味で、青味がかった鈍い紫色のことです。... …続きを読む - ■鳩羽色-Hatoba-iro(#95859C)
鳩羽色(はとばいろ)とは、鳩の羽のような灰味がかった薄い青紫色のことです。明治以降は着物の色として流行し、現代でも和服や …続きを読む - ■今紫-Imamurasaki(#563779)
今紫(いまむらさき)とは、青味を帯びた鮮やかな紫色のことです。一般的に「江戸紫」として知られており、歌舞伎の「助六」が頭 …続きを読む - ■葡萄染-Ebizome(#7A4171)
葡萄染(えびぞめ)とは、赤味がかった少し薄い紫色のことです。葡萄葛 えびかずらの熟した実のような色で、紫草の根を用いて染 …続きを読む - ■半色-Hashita-iro(#A484A3)
半色(はしたいろ)とは、淡い渋みの紅紫色のことです。『半色』は規定から外れた中間の色、半端な色という意味で、別に『端色は …続きを読む - ■藤鼠-Fujinezumi(#6E75A4)
藤鼠(ふじねずみ)とは、薄い紫の藤色を鼠がからせたような落ち着いた雰囲気の青紫色のことです。江戸中期より婦人の和服の地色 …続きを読む - ■滅紫-Messhi(#594255)
滅紫(めっし)とは、灰味のある暗い紫色のことです。色名の「滅」は、「けし」とも読み、赤味や紫味などの色がとれて黒味のくす …続きを読む - ■梅紫-Umemurasaki(#AA5E81)
梅紫(うめむらさき)とは、鈍い赤紫色のことで紅藤 べにふじをさらに紅色がからせた色合いです。ちなみに、色名の「梅」とは紅 …続きを読む - ■黒紅梅-Kurobeniume(#302833)
黒紅梅(くろべにうめ)とは、赤味がかった黒、または黒味がかった赤色のことです。江戸前期から高価な小袖の地色として愛用され …続きを読む - ■藤煤竹-Fujisusutake(#5A5359)
藤煤竹(ふじすすたけ)とは、藤色がかった煤竹色で、赤味の暗い灰紫色のことです。「藤煤竹」の染色は、貞享4年(1687)の …続きを読む - ■黒紅-Kurobeni(#302833)
黒紅(くろべにいろ)とは、赤味がかった黒、または黒味がかった赤色のことです。江戸前期の寛文(1661〜72)年間には高価 …続きを読む - ■葡萄鼠-BudouNezumi(#705B67)
葡萄鼠(ぶどうねずみ)とは、葡萄の色を鼠がからせた鈍い赤紫のことです。浮世絵に描かれた着物の地色によく見られる色で、古代 …続きを読む - ■紅藤-Benifuji(#CCA6BF)
紅藤(べにふじ)とは、紅がかった藤色のことで、赤みの淡い紫色です。藤色の派生色。染色方法は藍を薄く下染めし、紅花で上掛け …続きを読む - ■深紫-Kokimurasaki(#493759)
深紫(こきむらさき)とは、黒味がかった深い紫色のことです。紫草の根を何度も繰り返し染めることでこの色は染められました。 …続きを読む - ■紫紺-Shikon(#400B36)
紫紺(しこん)とは、紺色がかった暗めの紫色のことです。紫草の根で染めていたことから「紫根」と書かれていました。「紫紺」は …続きを読む - ■京紫-Kyomurasaki(#772F6D)
京紫(きょうむらさき)とは、京都で染めた紫の意で、赤みがかった紫色のことです。古から伝わる正統的な紫根染の紫色であり、『 …続きを読む - ■茄子紺-Nasukon(#824880)
茄子紺(なすこん)とは、夏野菜として親しまれている茄子の実のような紫味の濃い紺色のことです。 …続きを読む - ■楝色-Ouchi-iro(#a596c7)
楝色(おうちいろ)とは、初夏に咲く楝の花のような薄い青紫色のことです。 …続きを読む - ■薄色-Usu-iro(#CEB4B9)
薄色(うすいろ)とは、紫根に椿灰汁または明礬で染めた薄い紫色のことです。 …続きを読む - ■紫苑色-Shion-iro(#968ABD)
紫苑色(しおんいろ)とは、紫苑の花の色のような少し青みのある薄い紫色のことです。紫苑はキク科シオン属の多年草で、古名を「 …続きを読む - ■二藍-Futaai(#888ABC)
二藍(ふたあい)とは、藍の上に紅花を染め重ねた明るく渋い青紫色のことです。古くは紅のことを『紅藍(くれない)』と表記し、 …続きを読む - ■牡丹-Botan(#E761A4)
牡丹色(ぼたんいろ)とは、春から夏のはじめにかけて咲く牡丹の花びらのような紫紅色のことです。 …続きを読む - ■浅紫-Asamurasaki(#C4A3BF)
浅紫(あさむらさき)とは、薄い紫色のことで、薄紫(うすむらさき)ともいいます。 …続きを読む - ■似紫-Nisemurasaki(#513743)
似紫(にせむらさき)とは、くすんだ青味のある赤紫のことです。 …続きを読む - ■葡萄色-Ebi-iro(#6E1E51)
葡萄色(えびいろ)とは、山葡萄の熟した実のような暗い赤紫色のこと。または、薄く渋い紅色のことです。『葡萄』は「えび」と読 …続きを読む - ■江戸紫-Edomurasaki(#745399)
江戸紫(えどむらさき)とは、江戸で染められた紫の意で、青みをおびた紫のことです。代表的なものに歌舞伎の『助六由縁江戸桜』 …続きを読む - ■菖蒲色-Ayame-iro(#B168A8)
菖蒲色(あやめいろ)とは、花菖蒲の紫の花の色に似た赤味がかった紫色のことです。 …続きを読む - ■紫-Murasaki(#884898)
紫(むらさき)とは、紫根で染められた絹のような赤と青の中間の色のことです。または紫系統の色の総称。虹を構成する七色のひと …続きを読む - ■杜若-Kakitsubata(#5E3862)
杜若(かきつばた)とは、菖蒲色よりも赤みの強い紫色のことです。江戸時代には「江戸紫」の名で親しまれていました。 …続きを読む - ■藤色-Fuji-iro(#BAA7CC)
藤色(ふじいろ)とは、藤の花からきた色名で淡い青みのある紫色のことです。古くから馴染み深い色であり、『若紫』とも呼ばれま …続きを読む - ■桔梗色-Kikyo-iro(#624498)
桔梗色(ききょういろ)とは、桔梗の花のような青みを帯びた紫色のことです。平安時代から愛されていた色名で、青紫の代表的な伝 …続きを読む - ■菫色-Sumire-iro(#7065A3)
菫色(すみれいろ)とは、菫の花の色からきた色名で、やや青味の濃い紫色のことです。 …続きを読む - ■赤紫-Akamurasaki(#EB6EA5)
赤紫(あかむらさき)とは、牡丹や躑躅のような赤みが強い鮮やかな紫色、または暗く渋い紅色のことです。古代では茜と紫根を用い …続きを読む - ■紫鳶-murasakitobi(#5F414B)
紫鳶(むらさきとび)とは、暗く灰がかった赤紫色のことです。 …続きを読む