黄系の色一覧
このカテゴリでは「黄系」の日本の伝統色「64色」の一覧をご紹介します。
- ■鼈甲色-Bekkou-iro(#CE9B0E)
鼈甲色(べっこういろ)とは、海ガメの一種タイマイ(玳瑁)の甲羅の加工品である鼈を連想させる黒みを帯びた深い黄色のことです …続きを読む - ■黄茶-Kicha(#AD7207)
黄茶(きちゃ)とは、茶染めの染色の一つで黄みがかった茶色のことです。江戸中期に流行した四十八茶百鼠しじゅうはっちゃひゃく …続きを読む - ■砂色-suna-iro(#A9A08A)
砂色とは、砂浜の砂のような黄色がかった薄い灰色のことです。その名のとおり、色名は砂に由来しています。英名はサンド(san …続きを読む - ■麹色-Koujiiro(#F1DDB4)
麹色(こうじいろ)とは、米麹のような薄い赤みの灰黄色のことです。その名のとおり、酒作りなどに使われる麹が名前の由来です。 …続きを読む - ■密陀僧-Mitsudasou(#FDE0A5)
密陀僧(みつだそう)とは、古代から用いられた黄色顔料で赤みを帯びたうすい黄色のことです。 名前のは由来はペルシャ語の… …続きを読む - ■枯野-Kareno(#DAC290)
枯野(かれの)とは、冬枯れした芒 すすきの原のような薄い黄褐色のことです。『枯野』は襲の色に由来する古くからの色名で、『 …続きを読む - ■鶏冠石-Keikanseki(#E98035)
鶏冠石(けいかんせき)とは、明るい橙色のことです。あざやかな赤色の「鶏冠石」を材料とした日本画の顔料の色で、粉末にするこ …続きを読む - ■金糸雀色-Kanaria-iro(#ECE038)
金糸雀色(かなりあいろ)とは、野生のカナリアの羽色のような少しくすみのある黄色のことです。カナリアは漢字で「金糸雀」と表 …続きを読む - ■不言色-Iwanu-iro(#FFD768)
不言色(いわぬいろ)とは、少し赤みのある黄色のことです。クチナシの実で染められた『支子色』の別名で、クチナシの読みを「口 …続きを読む - ■赤支子-Akaikuchinashi(#F2934E)
赤支子(あかくちなし)とは、明るい赤みの黄色のことです。『支子色』が少し赤みがかった色で、支子染 めによる黄色に紅花染め …続きを読む - ■小麦色-Komugi-iro(#E4A343)
小麦色(こむぎいろ)とは、小麦の殻粒のようなやわらかい赤みのある黄色のことです。「小麦色の肌」のように、綺麗に日焼けした …続きを読む - ■梔子色-Kuchinashi-iro(#FFD768)
梔子色(くちなしいろ)とは、クチナシの実で染めた、少し赤みのある黄色のことです。『支子色』の別表記。『不言色(いわぬいろ …続きを読む - ■麦藁色-Mugiwara-iro(#E3C576)
麦藁色(むぎわらいろ)とは、麦藁の色のような赤みを帯びたくすんだ黄色のことです。麦藁帽子の色。英名では『ストロー』。麦わ …続きを読む - ■飴色-Ame-iro(#CD6118)
飴色(あめいろ)とは、水飴に由来する、深みのある強い橙色のことです。現在の水飴は無色透明なものが一般的ですが、古くからの …続きを読む - ■淡黄蘗-Usukihada(#F9F1C0)
淡黄蘗(うすきはだ)とは、黄蘗染めの薄い色で明るく淡い黄色のことです。薄い黄色を表す『淡黄』よりも更に薄い色になります。 …続きを読む - ■大和柿-Yamatogaki(#EFAE7C)
大和柿(やまとがき)とは、江戸時代の人気役者に由来するややくすんだ明るい橙色のことです。『茶』と付きますが『柿色』を薄す …続きを読む - ■杏色-Anzu-iro(#F4A466)
杏色(あんずいろ)とは、熟した杏の果実のようなやわらかい橙色のことです。杏はバラ科サクラ属の落葉小高木で梅やスモモの近縁 …続きを読む - ■蒲公英色-Tanpopo-iro(#FFE200)
蒲公英色(たんぽぽいろ)とは、蒲公英の花に由来する鮮やかな黄色のことです。蒲公英はキク科タンポポ属の総称で、日本の春を代 …続きを読む - ■淡黄-Tankou(#F8E58C)
淡黄(たんこう)とは、その名のとおり淡い色合いの黄色のことです。夏目漱石が『草枕』の中で木蓮の色を「あたたかみのある淡黄 …続きを読む - ■雄黄-Yuuou(#EE9D19)
雄黄(ゆうおう)とは、明るい鮮やかな黄色のことです。硫化砒素を主成分とする鉱物の『石黄 せきおう』から作られた顔料の色。 …続きを読む - ■檸檬色-Remon-iro(#ECDF2B)
檸檬色(れもんいろ)とは、やや緑味を帯びた薄い黄色のことです。果実のレモンに由来した色名で、19世紀にヨーロッパで誕生し …続きを読む - ■承和色-Soga-iro(#F3F47F)
承和色(そがいろ)は、菊の花の色のような少しくすんだ黄色のことです。平安時代の承和年間、時の帝「仁明天皇 」が黄色い菊を …続きを読む - ■蘭茶-Rancha(#D19826)
蘭茶(らんちゃ)は、茶がからせた赤味のある黄褐色のことです。江戸時代に流行した『四十八茶百鼠』の一つで、色名の由来は「木 …続きを読む - ■玉蜀黍色-Toumorokoshi-iro(#EEC362)
玉蜀黍色(とうもろこしいろ)とは、とうもろこしの実の色のような温かみのある浅い黄色のことです。別名「もろこしいろ」とも呼 …続きを読む - ■鶸茶-Hiwacha(#8C8861)
鶸茶(ひわちゃ)とは、緑味の鈍い黄色のことで鶯茶 うぐいすちゃより明るい色調をさします。 鶸茶は、江戸中期の小袖の色とし …続きを読む - ■蒸栗色-Mushikuri-iro(#EFEACC)
蒸栗色(むしくりいろ)とは、蒸した栗の皮を向いた実のような、緑みがかった淡い黄色のことです。栗の実に由来する色といえば赤 …続きを読む - ■青朽葉-Aokuchiba(#ADA250)
青朽葉(あおくちば)とは、緑味のにぶい朽葉色で渋みがかった黄緑色のことです。染色は藍と黄蘗を掛けあわせて染めます。 #青 …続きを読む - ■菜の花色-Nanohana-iro(#FCD900)
菜の花色(なのはないろ)とは、油菜 あぶらなの花色のような、明るく鮮やかな黄色のことです。 別に『菜種色』とも呼ばれまし …続きを読む - ■芥子色-Karashi-iro(#D0AF4C)
芥子色(からしいろ)とは、芥子菜の種子を粉にして練った香辛料「カラシ」のようなやや鈍い黄色のことです。 …続きを読む - ■黄海松茶-Kimirucha(#918754)
黄海松茶(きみるちゃ)とは、江戸時代に好まれた海松茶よりも黃味の強い黄灰色のことです。現代でいえばオリーブ色に近い色合い …続きを読む - ■砥粉色-Tonoko-iro(#F4DDA5)
砥粉色(とのこいろ)とは、赤みの鈍い黄色です。その名のとおり砥石で刃物を研いだ時に出る砥石の粉「砥粉」に由来する色名です …続きを読む - ■木蘭-Mokuran(#C7B370)
木蘭(もくらん)とは、中国渡来の木蘭の樹皮を染料として染められた香色や黄橡(きつるばみ)のような薄茶系統の鈍い黄褐色のこ …続きを読む - ■黄蘗-Kihada(#FEF263)
黄蘗(きはだ)とは、ミカン科のキハダの黄色い樹皮の煎汁で染めた明るい黄色のことで、奈良時代にもその名が見られる古い色名で …続きを読む - ■菜種油色-Nataneabura-iro(#DEC031)
菜種油色(なたねあぶらいろ)は、菜種から搾った菜種油のような緑みの深い黄色のことです。菜種とは、あぶらなの種のことです。 …続きを読む - ■女郎花-Ominaeshi(#F2F2B0)
女郎花(おみなえし)とは、秋に咲く女郎花の花のような明るい緑味のある黄色のことです。女郎花は秋の七草の一つ。 …続きを読む - ■路考茶-Rokōcha(#927A30)
路考茶(ろこうちゃ)とは、鶯色に近い渋い緑みの茶色のことです。 …続きを読む - ■肥後煤竹-Higosusutake(#897858)
肥後煤竹(ひごすすたけ)とは、黒みがかった黄褐色のことです。『煤竹色』の派生色。江戸時代の染色解説書である『手鑑模様節用 …続きを読む - ■黄朽葉-Kikuchiba(#d3a243)
黄朽葉(きくちば)とは、晩秋の黄ばんだ枯れ葉の色を表したような黄褐色のことです。『赤朽葉』、『青朽葉』と共に『朽葉色』の …続きを読む - ■鬱金色-Ukon-iro(#F7C229)
鬱金色(うこんいろ)とは、鬱金草の根で染めた赤みの鮮やかな黄色のことです。英名では『ターメリック』。派手で目立つ色が好ま …続きを読む - ■鳥の子色-Torinoko-iro(#F8EED1)
鳥の子色(とりのこいろ)とは、赤みがかったごく淡い黄色のことです。鎌倉時代からの色で、色名の「鳥の子」とは鶏の雛ではなく …続きを読む - ■花葉色-Hanaba-iro(#FBD26B)
花葉色(はなばいろ)とは、襲の色名のひとつで、表地に香を裏地に青を配した色目のことです。 …続きを読む - ■藤黄-Too(#F7C114)
藤黄(とうおう)とは、ほのかに冴えた黄色のことです。草雌黄(くさしおう)という植物から採取できる顔料「藤黄」の色にちなん …続きを読む - ■黄橡-Kitsurubami(#A27033)
黄橡(きつるばみ)とは、赤みのふかい黄褐色で黄金色に近い色のことです。 …続きを読む - ■紅柑子-Benikouji(#CC5229)
紅柑子(べにこうじ)とは、ミカン科常緑低木のベニコウジの果実のような紅色を帯びた柑子色のことです。 …続きを読む - ■黄支子-Kikuchinashi(#FFDB4F)
黄支子(きくちなし)とは、クチナシで染めた赤みがかった濃い黄のことです。 …続きを読む - ■蜜柑色-Mikan-iro(#F08300)
蜜柑色(みかんいろ)とは、蜜柑の果実の表皮のような黄赤色のことです。 …続きを読む - ■柑子色-Kouji-iro(#EAA938)
柑子色(こうじいろ)とは、蜜柑色をやや薄くしたような明るい黄赤のことです。柑子はミカンの一種でコウジミカンの略。「カンジ …続きを読む - ■橙色-Daidai-iro(#EE7800)
橙色(だいだいいろ)とは、赤と黄色の中間色で鮮やかな黄赤色のことです。熟れた橙の果皮の色に由来しています。色名が生まれた …続きを読む - ■刈安-Kariyasu(#FFED00)
刈安(かりやす)とは、緑みの鮮あざやかな黄色で、山野に自生するイネ科ススキ属の植物「刈安」で染めたものです。 …続きを読む - ■黄色-Ki-iro(#FFD900)
黄色(きいろ、おうしょく)とは、基本色名の一つであり、色の三原色の一つ、あるいは黄色系統の総称としても用いられます。 …続きを読む - ■生壁色-Namakabe-iro(#AA8C63)
生壁色(なまかべいろ)は、塗りたての乾いていない土壁のような灰色みの黄褐色のことです。江戸時代に愛好されるようになった鼠 …続きを読む - ■桑染-Kuwazome(#DABC91)
桑染(くわぞめ)は、褐色を帯びたくすんだ黄色のことです。「衣服令」では黄より一つ上位の色として出てきますが、高貴な色では …続きを読む - ■山吹色-Yamabuki-iro(#F8B400)
山吹色(やまぶきいろ)は、山吹の花のような鮮やかな赤みを帯びた黄色のことです。 色名は黄色の花を咲かせる植物の山吹に由来 …続きを読む - ■山吹茶-Yamabukicha(#C89932)
山吹茶(やまぶきちゃ)は、茶がかった赤みの深い黄色のことです。金色に近い色合いのため、別名金茶(きんちゃ)とも呼ばれます …続きを読む - ■櫨染-Hajizome(#D9A62E)
櫨染(はじぞめ)は、暖かみのある赤みの深い黄色のことです。山櫨(やまはぜ)の黄色い心材を染料にし、灰汁媒染で染めました。 …続きを読む - ■玉子色-Tamago-iro(#FFDF85)
玉子色(たまごいろ)は、卵黄を模した明るい黄色のことです。 …続きを読む - ■浅黄-Usuki(#EDD3A1)
浅黄(うすき)は、苅安草と灰汁で浅く染めたうすい黄色のことです。平安時代の格式『延喜式』にも記された古い色名で『深黄色』 …続きを読む - ■琥珀色-Kohaku-iro(#EA930A)
琥珀色(こはくいろ)とは、琥珀の石を思わせる透明感のある黄褐色のことです。英名では『アンバー(amber)』。日本古来の …続きを読む - ■梅染-Umezome(#B48A76)
梅染(うめぞめ)とは、紅梅の樹皮や根を煎じた汁で染めたものやその色のことです。赤みのある茶色のものを赤梅染、黒ずんだ茶色 …続きを読む - ■萱草色-Kanzo-iro(#FDA900)
萱草色(かんぞういろ)とは、明るい黄みがかった橙色のことです。萱草の花の色からついたもので、『源氏物語』に「萱草の袴」な …続きを読む - ■深支子-Kokikuchinashi(#EFBB2C)
深支子(こきくちなし)とは、赤みの淡い黄橙色のことです。支子(くちなし)の実で染めた黄色の上に紅染めを施し赤みを重ねた色 …続きを読む - ■支子色-Kuchinashi-iro(#FFD768)
支子色(くちなしいろ)とは、クチナシの実で染めた、少し赤みのある黄色のことです。別に『梔子色』とも表記し、色合いの赤みの …続きを読む - ■蘇比-Sohi(#FBA027)
蘇比(そひ)とは、黄みのにぶい明るい橙色のことです。緋色と同じく茜染めの一種ですが、緋色よりも淡く、色の淡さから、『衣服 …続きを読む - ■黄丹-Oni(#EE7948)
黄丹(おうに)とは、支子の下染めに紅花を上掛けして染め重ねられたあざやかな赤みの橙色のことです。皇太子の袍の色で『絶対禁 …続きを読む