青系の色一覧
このカテゴリでは「青系」の日本の伝統色「71色」の一覧をご紹介します。
- ■陰浅葱-Kageasagi(#007585)
陰浅葱(かげあさぎ)とは、深く渋い青色のことです。室町時代からの染め色の名で、『陰浅黄かげあさぎ』とも表記します。『浅葱 …続きを読む - ■紺藍-Konai(#07365B)
紺藍(こんあい)とは、少し紫みがかった藍色のことです。紺みの藍。 『紺』も『藍』も濃い青の代表的な色ですが、『藍』に『紺 …続きを読む - ■金青-Konjou(#003775)
金青(こんじょう)とは、古代の顔料の色で紫色を帯びた暗い上品な青色のことです。『紺青』の古名。別に「きんせい」とも呼ばれ …続きを読む - ■二重緑-Futaemidori(#004C6D)
二重緑(ふたえみどり)とは、古い藍染めによる色で暗い青色のことです。「二重」とは色の濃さを表し、「藍」と「黄蘗」を染め重 …続きを読む - ■次縹-Tsugihanada(#008DBD)
次縹(つぎはなだ)とは、古代の藍染めの色名で渋い青色のことです。万葉の頃からの色で、別に「つぎのはなだ」「つぐはなだ」と …続きを読む - ■中縹-Nakahanada(#004F80)
中縹(なかはなだ)とは、古代の藍染の色名で少し暗い青色のことです。『深縹』より明るい色で、さらに明るいのが『次縹』になり …続きを読む - ■呉須色-Gosu-iro(#00496D)
呉須色(ごすいろ)とは、深く渋い青色のことです。色名は陶磁器の染付 そめつけに使われる顔料の「呉須」、または焼き物の「呉 …続きを読む - ■青藍-Seiran(#00558F)
青藍(せいらん)とは、紫みを含んだ暗い青色のことです。藍染による『藍色』の中でも彩度が高い色で、明治以降の新しい色名にな …続きを読む - ■錆御納戸-Sabionando(#406F79)
錆御納戸(さびおなんど)とは、くすんだ深い緑がかった青色のことです。江戸時代の流行色の一つで、単に『錆納戸』とも。錆御納 …続きを読む - ■錆納戸-Sabinando(#406F79)
錆納戸(さびなんど)とは、くすんだ深い緑がかった青色のことです。江戸時代の流行色の一つで、単に『錆納戸』とも。錆御納戸は …続きを読む - ■み空色-Misora-iro(#6C9BD2)
み空色(みそらいろ)とは、明るく澄んだ秋の空のような薄い青色のことです。色名の「み空」は「空」を上品に呼んだ美称であり、 …続きを読む - ■花色-Hana-iro(#0086AD)
花色(はないろ)とは、青系統の代表的な伝統色で強い青色のことです。奈良時代以前は『はなだ色』、平安の頃は『縹色』の色名で …続きを読む - ■鉄紺-Tetsukon(#003149)
鉄紺(てつこん)とは、『鉄色』がかった『紺色』で、わずかに緑みを帯びた暗い青色のことです。紺色は藍染めを繰り返して染めら …続きを読む - ■薄花色-Usuhana-iro(#82A9DA)
薄花色(うすはないろ)とは、花色を薄くしたような、明るくうすい青紫色のことです。平安時代からの色名。『花色』は藍の単一染 …続きを読む - ■薄浅葱-Usuasagi(#A2D7DD)
薄浅葱(うすあさぎ)とは、浅葱色を薄くしたような淡い青緑色のことです。『浅葱色』は平安時代からの伝統色で、もとは若いネギ …続きを読む - ■薄水色-Usumizu-iro(#BCE1DF)
薄水色(うすみずいろ)とは、文字通り水色を薄くしたような、淡い青緑色のことです。 『万葉集』で『水縹』と呼ばれていた色が …続きを読む - ■深藍-Fukaai(#004150)
深藍(ふかあい)とは、藍染めを黒に近づくほどに染められた濃く暗い青色のことです。『しんらん』とも読まれます。『深藍』のよ …続きを読む - ■水縹-Mihanada(#7EC7D8)
水縹(みはなだ)とは、藍染 あいぞめの薄い色で明るい青色のことです。別に『みずはなだ』とも読まれ、『万葉集』にもその名が …続きを読む - ■青白磁-Seihakuji(#EBF4F4)
青白磁(せいはくじ)とは、雲がかすむ春の空のようなうすく淡い青緑色のことです。その名のとおり焼き物の「青白磁」の青みを帯 …続きを読む - ■藍鉄色-Aitetsu-iro(#003A47)
藍鉄色(あいてついろ)とは、緑みを含んだ濃い青色のことです。『紺鉄』『鉄紺色』ともよばれ、『藍色』の変異色の中でも暗い部 …続きを読む - ■孔雀青-Kujakuao(#0086A2)
孔雀青(くじゃくあお)とは、孔雀の青い羽の色のような冴えた青色のことです。比較的新しい色名で、明治の頃に西洋から伝わった …続きを読む - ■紺碧-Konpeki(#005B98)
紺碧(こんぺき)とは、真夏の日差しの強い青空の色のような深く濃い青色のことです。濃い青色の『紺色』と強い青緑色の『碧色』 …続きを読む - ■勝色-Katsu-iro(#181B39)
勝色(かついろ)とは、紺よりもさらに濃い、黒色に見えるほどの暗い藍色のことです。武士や軍人に好まれた色で、色名の「かつ」 …続きを読む - ■濃藍-Koiai(#002E4E)
濃藍(こいあい)とは、藍染の中でも最も濃い色の一つで、極めて暗い藍色のことです。 「こあい」とも読まれる古くからある色名 …続きを読む - ■白縹-Shirohanada(#DFF2FC)
白縹(しろはなだ)とは、縹色系統の中でもっとも淡い、青みを含んだ白色のことです。別に「しろきはなだ」とも読まれました。『 …続きを読む - ■天色-Ama-iro(#0086CC)
天色(あまいろ)とは、晴天の澄んだ空のような鮮やかな青色のことです。『真空色』の別名も。「天」は「あめ」とも読まれますが …続きを読む - ■白藍-Shiraai(#D4ECEE)
白藍(しらあい)とは、藍染の中で最も薄い色で、黄味を含んだ淡い水色のことです。「しろきあい」とも読まれる古くからある色名 …続きを読む - ■深縹-Kokihanada(#2A4073)
深縹(こきはなだ)とは、藍染の中で最も濃く深い色で、わずかに紫味を含んだ青色のことです。非常に古い色名で、「ふかきはなだ …続きを読む - ■紅碧-Benimidori(#8491C3)
紅碧(べにみどり)とは、かすかに紅がかった淡い空色のことです。「碧」は一般に緑色を指しますが、「紅碧」の場合は空色を指し …続きを読む - ■花紺青-Hanakonjou(#062C54)
花紺青(はなこんじょう)とは、紫色を帯びた暗い青色のことです。人類最古のコバルト顔料「スマルト」の和名。スマルトはエジプ …続きを読む - ■藍鼠-Ainezu(#6B818E)
藍鼠(あいねず)とは、藍味をおびた暗い鼠色のことです。「○○鼠」のように鼠がつく色名は江戸中期からみられます。暗い色や色 …続きを読む - ■水浅葱-Mizuasagi(#8CD2BC)
水浅葱(みずあさぎ)とは、文字通り「水色がかった浅葱色」の意味で、緑味の淡い青色のことです。 …続きを読む - ■湊鼠-Minatonezumi(#77969A)
湊鼠(みなとねずみ)とは、薄い青緑味の鼠色のことです。色名の由来は、大阪の湊村でつくられていた、壁や襖の腰貼りなどに使わ …続きを読む - ■花浅葱-Hanaasagi(#1E88A8)
花浅葱(はなあさぎ)とは、文字通り「花色がかった浅葱色」の意味で、少し緑がかった鮮やかな青色のことです。 …続きを読む - ■錆浅葱-Sabiasagi(#5C9291)
錆浅葱(さびあさぎ)とは、ややくすんだ浅い緑青色のことです。色名の浅葱は藍染の浅い染色のことで、「錆」がつくことで基調色 …続きを読む - ■紺青色-Konjou-iro(#003775)
紺青色(こんじょういろ)とは、顔料の「紺青」に由来する色で紫色を帯びた暗い上品な青色のことです。飛鳥時代に『金青』として …続きを読む - ■御召御納戸-Omeshionando(#4C6473)
御召御納戸(おめしおなんど)とは、灰がかった渋味のある青色のことで、本来は「御召縮緬の御納戸」の意です。 …続きを読む - ■褐色-Kachiiro(#003847)
褐色(かちいろ)とは、紺よりもさらに濃い、黒色に見えるほどの藍色のことです。「かちん色」とも読まれます。現代では「褐色」 …続きを読む - ■御納戸色-Onando-iro(#007083)
御納戸色(おなんどいろ)とは、江戸時代の代表的な色で緑味の暗い青色のことです。鉄納戸、錆納戸、藤納戸などのほか、多くの派 …続きを読む - ■鉄御納戸-Tetsuonando(#455765)
鉄御納戸(てつおなんど)とは、その名の通り鉄色を帯びた御納戸色で、暗い緑味の青色のことです。 …続きを読む - ■紺桔梗-Konkikyou(#211E55)
紺桔梗(こんききょう)とは、桔梗色に紺を含ませた様な色味の濃い青紫のことです。 …続きを読む - ■紅掛花色-Benikakehanairo(#68699B)
紅掛花色(べにかけはないろ)とは、あでやかな明るい青紫色のことで、花色の下染に紅を染めた重ねた色です。 『手鏡模様節用』 …続きを読む - ■千草色-Chigusa-iro(#3A8FB7)
千草色(ちぐさいろ)とは、わずかに緑味を帯びた明るい青色のことです。色名の千草とは鴨頭草から転訛した名で露草のこと。藍染 …続きを読む - ■瑠璃紺-Rurikon(#224B8F)
瑠璃紺(るりこん)とは、瑠璃色がかった紺色の意味で、深い紫味の青色のことです。別名「紺瑠璃」とも。仏の髪や仏国土などの色 …続きを読む - ■深川鼠-Fukagawanezumi(#85A1A0)
深川鼠(ふかがわねずみ)とは、薄い青緑みの灰色のことです。江戸時代後期に流行した色で、色名は江戸「深川」のいなせな若衆や …続きを読む - ■熨斗目花色-Noshime-hanairo(#426579)
熨斗目花色(のしめはないろ)とは、熨斗目色よりも灰みの強い濃い青色のことです。江戸時代の「手鑑模様節用」には「舛花いろ、 …続きを読む - ■納戸色-Nando-iro(#008899)
納戸色(なんどいろ)とは、藍染めの一つで、緑色を帯びた深い青色のことです。赤味の強いものを「縹」といい、赤味が少なくやや …続きを読む - ■錆鉄御納戸-Sabitetsuonando(#485859)
錆鉄御納戸(さびてつおなんど)とは、緑味の暗く鈍い青色のことです。錆鉄は錆びた鉄のことでなく、「侘び寂び」に通じ、暗くく …続きを読む - ■浅縹-Asahanada(#84B9CB)
浅縹(あさはなだ)とは、やわらかい青色のことで藍染により浅く染めた縹色に用いられます。また水縹(みずはなだ)も同じ程度の …続きを読む - ■鴨頭草-Tsukikusa(#68a5da)
鴨頭草(つきくさ)とは、友禅染の下絵に用いられていた青花紙の濃い青色のことです。鴨頭草とは露草(つゆくさ)の古名であり、 …続きを読む - ■青碧-Seiheki(#478384)
青碧(せいへき)とは、鈍い青緑色のことです。色名は古代中国の玉石「青碧」に由来する服飾の「青碧」からきています。 …続きを読む - ■熨斗目色-Noshime-iro(#175B66)
熨斗目色(のしめいろ)とは、織物の小袖のひとつである熨斗目に用いられたやや灰味の濃い鈍い青色のことです。 …続きを読む - ■鉄色-Kurogane-iro(#102E24)
鉄色(くろがねいろ)とは、鉄の焼肌の色のような青味が暗くにぶい青緑色のことです。 …続きを読む - ■紅掛空色-Benikakesorairo(#8491C3)
紅掛空色(べにかけそらいろ)とは、かすかに紅がかった淡い空色のことです。色名は、藍で空色に下染した上に紅花で染め重ねる染 …続きを読む - ■紺-Kon(#001A43)
紺(こん)とは、藍染 あいぞめの中で最も濃い色で、わずかに赤みを含んだ濃い青色のことです。英名では『ネイビーブルー』。古 …続きを読む - ■青鈍-Aonibi(#5d6970)
青鈍(あおにび)とは、青みの暗い灰色のことです。『鈍色』の派生色。別に「あおにぶ」とも読まれます。 古くからの色名で、平 …続きを読む - ■青-Ao(#0071B0)
青(あお)とは、基本色名の一つで、晴れた日の海や瑠璃のような色の総称のことです。 …続きを読む - ■空色-Sora-iro(#73B8E2)
空色(そらいろ)とは、昼間の晴れた空を思わせる紫味の薄い明るい青色のことです。 …続きを読む - ■勿忘草-Wasurenagusa(#9CC5E6)
勿忘草(わすれなぐさ)とは、勿忘草の花のような可憐な明るい青色のことです。明治期からの新しい色名で、ドイツの伝説に由来す …続きを読む - ■露草色-Tsuyukusa-iro(#71A4D9)
露草色(つゆくさいろ)とは、早朝に咲く露草の花にちなんだ明るい薄青色のことです。露草はツユクサ科の一年草で、日本各地の路 …続きを読む - ■縹色-Hanada-iro(#0086AD)
縹色(はなだいろ)とは、古くから知られた藍染めの色名で、藍色よりも薄く浅葱色よりも濃い色のことです。古くははなだ色、平安 …続きを読む - ■群青色-Gunjou-iro(#005baa)
群青色(ぐんじょういろ)とは、日本画材の岩絵具の『群青』に由来する色名で、紫みがかった深い青色のことです。日本画には欠か …続きを読む - ■瑠璃色-Ruri-iro(#004898)
瑠璃色(るりいろ)とは、濃い紫味を帯びた冴えた青色のことです。「瑠璃」とは仏教で七宝のひとつとして珍重された濃青色の宝石 …続きを読む - ■白群-Byakugun(#83CCD2)
白群(びゃくぐん)とは、柔らかい白味を帯びた青色のことです。 …続きを読む - ■舛花色-Masuhana-iro(#5B7E91)
舛花色(ますはないろ)とは、灰味のある淡い青色で、浅葱色に渋みを加えた淡縹系統の色です。江戸後期の人気役者、五世市川団十 …続きを読む - ■御召茶-Omeshicha(#43676B)
御召茶(おめしちゃ)とは、御召の着物のようなくすんだ緑みのある青色のことです。江戸幕府の第11代将軍“徳川家斉”が縮緬を …続きを読む - ■藍海松茶-Aimirucha(#56564B)
藍海松茶(あいみるちゃ)とは、黒く黒ずんで藍味を帯びた茶色のことです。 …続きを読む - ■水色-Mizu-iro(#7FCCE3)
水色(みずいろ)とは、澄んだ水の色を模した淡い青色のことです。『水浅葱』をやや淡くし、藍がからせた染め色をいいます。『万 …続きを読む - ■藍色-Ai-iro(#004C71)
藍色(あいいろ)とは、縹色ほど純粋な青ではない暗い青色のことです。藍は青色染料として使われた最古の染料の一つ。 …続きを読む - ■甕覗-Kamenozoki(#C5E4Ed)
甕覗(かめのぞき)とは、藍染の淡い青色を指す色名でやわらかい緑みの青のことです。別名は『覗色』。藍染は布や糸を何度も藍甕 …続きを読む - ■浅葱色-Asagi-iro(#00A5BF)
浅葱色(あさぎいろ)とは、葱藍で染めた薄い藍色のことです。浅葱とは薄いネギの葉にちなんだ色で、平安時代にはその名が見られ …続きを読む