‘着物の色’タグの一覧
‘着物の色’のタグに関連する日本の伝統色「75色」をご紹介します。
- ■濃色-Kokiiro(#412E49)
濃色(こきいろ)とは、紫根染めを何度も繰り返し染められた黒みがかった深い紫色のことです。色名の由来は最も濃い紫色というこ …続きを読む - ■薄浅葱-Usuasagi(#A2D7DD)
薄浅葱(うすあさぎ)とは、浅葱色を薄くしたような淡い青緑色のことです。『浅葱色』は平安時代からの伝統色で、もとは若いネギ …続きを読む - ■淡藤色-Awafuji-iro(#D2D0E8)
淡藤色(あわふじいろ)とは、うすく淡い青紫色のことです。優しく女性らしい『藤色』をさらに淡くした色で、『うすふじいろ』と …続きを読む - ■淡紅藤-Usubenifuji(#E9C3DC)
淡紅藤(うすべにふじ)とは、やや赤みをふくんだ薄い紫色のことです。 江戸時代後期に流行した『紅藤色』の派生色。『薄紅藤』 …続きを読む - ■鴇色-Tokiiro(#F3A696)
鴇色(ときいろ)とは、鴇の風切羽のような黄みがかった淡く優しい桃色のことです。『朱鷺色』とも記され、あるいは『鴇羽色』と …続きを読む - ■紅唐-Benitou(#D45750)
紅唐(べにとう)とは、紅唐桟の織物の色のような黄みがかった渋い赤色のことです。『弁柄色』と同じとする説もありますが弁柄色 …続きを読む - ■京藤-Kyoufuji(#C08FB3)
京藤(きょうふじ)とは、紅がかった濃い藤色で、明るく渋い紅紫色のことです。古来より女性に人気の『藤色』の派生色ですが、染 …続きを読む - ■薄藤-Usufuji(#C7C3E1)
薄藤(うすふじ)とは、伝統色の藤色をより薄くした淡い青紫色のことです。色名が見られるようになるのは江戸時代から。『藤色』 …続きを読む - ■若紫-Wakamurasaki(#BE84B8)
若紫(わかむらさき)とは、明るい紅みの紫色のことです。色名の由来は「うすい紫色」を意味する「若紫」という言葉から。江戸時 …続きを読む - ■藤紫-Fujimurasaki(#8F82BC)
藤紫(ふじむらさき)とは、藤の花のような明るい青紫色のことです。平安の頃より女性に人気の高い『藤色』と、高貴な色の象徴で …続きを読む - ■黄浅緑-Kiasamidori(#8CB155)
黄浅緑(きあさみどり)とは、鮮やかな黄緑色のことです。「きのあさみどり」とも読まる『浅緑』の派生色。延喜式に『青浅緑』も …続きを読む - ■藤納戸-Fujinando(#606DA1)
藤納戸(ふじなんど)とは、灰味を帯びた淡い青紫色のことです。『藤御納戸』とも。落ち着きのある大人びた印象の色合いから現代 …続きを読む - ■淡黄-Tankou(#F8E58C)
淡黄(たんこう)とは、その名のとおり淡い色合いの黄色のことです。夏目漱石が『草枕』の中で木蓮の色を「あたたかみのある淡黄 …続きを読む - ■嵯峨鼠-Saganezu(#B08D84)
嵯峨鼠(さがねず)とは、茶色がかった鼠色のことです。江戸後期に流行した色であり、「四十八茶百鼠」のひとつ。... …続きを読む - ■老緑-Oimidori(#405C36)
老緑(おいみどり)とは、老松の葉のような灰みを帯びた深い緑色のことです。常緑針葉高木の松が年輪を重ねて年を経たものを「老 …続きを読む - ■二人静-Futarishizuka(#583B55)
二人静(ふたりしずか)とは、暗く渋い紅紫色のことです。二人静の「静」とは源義経の愛妾「静御前」のこと。色名の由来は、室町 …続きを読む - ■鳩羽色-Hatoba-iro(#95859C)
鳩羽色(はとばいろ)とは、鳩の羽のような灰味がかった薄い青紫色のことです。明治以降は着物の色として流行し、現代でも和服や …続きを読む - ■山鳩色-Yamabato-iro(#767C6B)
山鳩色(やまばといろ)とは、山鳩の羽のような灰味の強い鈍い黄緑色のことです。山鳩とは青鳩のことで、色名はその羽の色に由来 …続きを読む - ■紅碧-Benimidori(#8491C3)
紅碧(べにみどり)とは、かすかに紅がかった淡い空色のことです。「碧」は一般に緑色を指しますが、「紅碧」の場合は空色を指し …続きを読む - ■聴色-Yurushi-iro(#FCD4D5)
聴色(ゆるしいろ)とは、紅花で染められた淡い紅色のことです。紅花大一斤で絹一疋が染められた色合いを指し、一般的には『一斤 …続きを読む - ■御納戸茶-Onandocha(#465D4C)
御納戸茶(おなんどちゃ)とは、灰味の暗い青色の「御納戸色」に、茶味を加えたような暗い青緑色のことです。 …続きを読む - ■御納戸色-Onando-iro(#007083)
御納戸色(おなんどいろ)とは、江戸時代の代表的な色で緑味の暗い青色のことです。鉄納戸、錆納戸、藤納戸などのほか、多くの派 …続きを読む - ■松葉色-Sensaicha(#3F7735)
松葉色(まつばいろ)とは、松の葉のような深みのある渋い青緑色のことです。別名を『松の葉色』とも呼ばれ、「枕草子」にもその …続きを読む - ■青朽葉-Aokuchiba(#ADA250)
青朽葉(あおくちば)とは、緑味のにぶい朽葉色で渋みがかった黄緑色のことです。染色は藍と黄蘗を掛けあわせて染めます。 #青 …続きを読む - ■紅掛花色-Benikakehanairo(#68699B)
紅掛花色(べにかけはないろ)とは、あでやかな明るい青紫色のことで、花色の下染に紅を染めた重ねた色です。 『手鏡模様節用』 …続きを読む - ■藤鼠-Fujinezumi(#6E75A4)
藤鼠(ふじねずみ)とは、薄い紫の藤色を鼠がからせたような落ち着いた雰囲気の青紫色のことです。江戸中期より婦人の和服の地色 …続きを読む - ■青白橡-Aoshirotsurubami(#85916D)
青白橡(あおしろつるばみ)とは、灰味のあるくすんだ黄緑色のことです。宮中の年中行事の作法書『西宮記』に「麹塵与 青白橡 …続きを読む - ■滅紫-Messhi(#594255)
滅紫(めっし)とは、灰味のある暗い紫色のことです。色名の「滅」は、「けし」とも読み、赤味や紫味などの色がとれて黒味のくす …続きを読む - ■白練-Shironeri(#FCFAF2)
白練(しろねり)とは、真っ白い練絹のような白色のことです。生絹の黄味を消し去る技法を「白練」と呼び、その白練した光沢のあ …続きを読む - ■麹塵-Kikujin(#6E7955)
麹塵(きくじん)とは、麹黴のようなくすんだ黄緑色のことです。宮中の年中行事の作法書『西宮記』に「青白橡」と同じ色と記され …続きを読む - ■芥子色-Karashi-iro(#D0AF4C)
芥子色(からしいろ)とは、芥子菜の種子を粉にして練った香辛料「カラシ」のようなやや鈍い黄色のことです。 …続きを読む - ■今様色-Imayou-iro(#D0576B)
今様色(いまよういろ)とは、「今流行 はやりの色」という意味で少し淡い紅色のことです。なお「今」とは平安時代のこと。襲の …続きを読む - ■熨斗目花色-Noshime-hanairo(#426579)
熨斗目花色(のしめはないろ)とは、熨斗目色よりも灰みの強い濃い青色のことです。江戸時代の「手鑑模様節用」には「舛花いろ、 …続きを読む - ■虫襖-Mushiao(#20604F)
虫襖(むしあお)とは、玉虫の翅のような暗い青味のある緑色のことです。別名「夏虫色」とも。 …続きを読む - ■老竹色-Oitake-iro(#769164)
老竹色(おいたけいろ)は、年を経た意味の灰味をおびた老竹のような、ややくすんで灰色がかった緑色のことです。若々しくみずみ …続きを読む - ■砥粉色-Tonoko-iro(#F4DDA5)
砥粉色(とのこいろ)とは、赤みの鈍い黄色です。その名のとおり砥石で刃物を研いだ時に出る砥石の粉「砥粉」に由来する色名です …続きを読む - ■黒紅梅-Kurobeniume(#302833)
黒紅梅(くろべにうめ)とは、赤味がかった黒、または黒味がかった赤色のことです。江戸前期から高価な小袖の地色として愛用され …続きを読む - ■黒紅-Kurobeni(#302833)
黒紅(くろべにいろ)とは、赤味がかった黒、または黒味がかった赤色のことです。江戸前期の寛文(1661〜72)年間には高価 …続きを読む - ■京紫-Kyomurasaki(#772F6D)
京紫(きょうむらさき)とは、京都で染めた紫の意で、赤みがかった紫色のことです。古から伝わる正統的な紫根染の紫色であり、『 …続きを読む - ■木蘭-Mokuran(#C7B370)
木蘭(もくらん)とは、中国渡来の木蘭の樹皮を染料として染められた香色や黄橡(きつるばみ)のような薄茶系統の鈍い黄褐色のこ …続きを読む - ■青碧-Seiheki(#478384)
青碧(せいへき)とは、鈍い青緑色のことです。色名は古代中国の玉石「青碧」に由来する服飾の「青碧」からきています。 …続きを読む - ■熨斗目色-Noshime-iro(#175B66)
熨斗目色(のしめいろ)とは、織物の小袖のひとつである熨斗目に用いられたやや灰味の濃い鈍い青色のことです。 …続きを読む - ■紅掛空色-Benikakesorairo(#8491C3)
紅掛空色(べにかけそらいろ)とは、かすかに紅がかった淡い空色のことです。色名は、藍で空色に下染した上に紅花で染め重ねる染 …続きを読む - ■紺-Kon(#001A43)
紺(こん)とは、藍染 あいぞめの中で最も濃い色で、わずかに赤みを含んだ濃い青色のことです。英名では『ネイビーブルー』。古 …続きを読む - ■茄子紺-Nasukon(#824880)
茄子紺(なすこん)とは、夏野菜として親しまれている茄子の実のような紫味の濃い紺色のことです。 …続きを読む - ■黒橡-Kurotsurubami(#322C28)
黒橡(くろつるばみ)とは、橡の実を砕いて煎じたものを鉄媒染で発色させた青味がかった黒色のことです。 …続きを読む - ■紅消鼠-Benikeshinezumi(#524748)
紅消鼠(べにけしねずみ)とは、紅の上に黒を重ねたような暗い灰味がかった赤紫色のことです。 …続きを読む - ■鳩羽鼠-Hatobanezumi(#9E8B8E)
鳩羽鼠(はとばねずみ)とは、薄い紫色である藤色に鼠色をかけた赤味がかった灰紫色のことです。 …続きを読む - ■若竹色-Wakatake-iro(#7CC28E)
若竹色(わかたけいろ)は、若竹のように黄みの薄い爽やかな緑色のことです。 …続きを読む - ■深緑-Fukamidori(#004025)
深緑(ふかみどり)とは、青みと黒みの強い濃い緑色のことです。「ふかきみどり」とも読まれ、常緑樹の葉などの濃い緑色の形容に …続きを読む - ■牡丹-Botan(#E761A4)
牡丹色(ぼたんいろ)とは、春から夏のはじめにかけて咲く牡丹の花びらのような紫紅色のことです。 …続きを読む - ■纁-Sohi(#E0815E)
纁(そひ)とは、茜と灰汁媒染によってよって染められた明るい赤橙色のことです。 …続きを読む - ■水色-Mizu-iro(#7FCCE3)
水色(みずいろ)とは、澄んだ水の色を模した淡い青色のことです。『水浅葱』をやや淡くし、藍がからせた染め色をいいます。『万 …続きを読む - ■浅葱色-Asagi-iro(#00A5BF)
浅葱色(あさぎいろ)とは、葱藍で染めた薄い藍色のことです。浅葱とは薄いネギの葉にちなんだ色で、平安時代にはその名が見られ …続きを読む - ■浅緋-Asaake(#DF7163)
浅緋(あさあけ)とは、茜で薄く染めた緋色のこで、わずかに黄味の赤色に用いられます。 …続きを読む - ■朱鷺色-Toki-iro(#F3A696)
朱鷺色(ときいろ)とは、少し黄みがかった淡くやさしい桃色のことです。『鴇色』とも記され、紅花や蘇芳で染められました。色名 …続きを読む - ■生壁色-Namakabe-iro(#AA8C63)
生壁色(なまかべいろ)は、塗りたての乾いていない土壁のような灰色みの黄褐色のことです。江戸時代に愛好されるようになった鼠 …続きを読む - ■桑染-Kuwazome(#DABC91)
桑染(くわぞめ)は、褐色を帯びたくすんだ黄色のことです。「衣服令」では黄より一つ上位の色として出てきますが、高貴な色では …続きを読む - ■山吹茶-Yamabukicha(#C89932)
山吹茶(やまぶきちゃ)は、茶がかった赤みの深い黄色のことです。金色に近い色合いのため、別名金茶(きんちゃ)とも呼ばれます …続きを読む - ■桑色-Kuwa-iro(#DABC91)
桑色(くわいろ)は、桑の根皮や木皮の煎汁に灰を媒染にして染めた黄色がかったうす茶色のことです。桑色は桑の木を材料にした草 …続きを読む - ■柴色-Fushi-iro(#998C78)
柴色(ふしいろ)とは、柴木(しばき)の煎汁で染めた灰色みのくすんだ茶色を表す色のことです。 …続きを読む - ■金茶-Kincha(#CE7A19)
金茶(きんちゃ)とは、金色がかった明るい茶色のことで、山吹色に近い色です。元禄9年に書かれた『当世染物鑑』に登場し、元禄 …続きを読む - ■柴染-Fushizome(#B28C6E)
柴染(ふしぞめ)とは、柴色(ふしいろ)ともいい暗い灰みの黄赤のことです。柴木(しばき)、クロモジ木の煎汁から染料がつくら …続きを読む - ■淡香-Usuko(#F3BF88)
淡香(うすこう)とは、オレンジシャーベットを薄くのばしたような、オレンジよりの白色のことです。練色より白さが抑えられ、や …続きを読む - ■紅鬱金-Beniukon(#CB8347)
紅鬱金(べにうこん)とは、温かみのある黄みがかった濃い橙色のことです。 …続きを読む - ■梅染-Umezome(#B48A76)
梅染(うめぞめ)とは、紅梅の樹皮や根を煎じた汁で染めたものやその色のことです。赤みのある茶色のものを赤梅染、黒ずんだ茶色 …続きを読む - ■礪茶-Tonocha(#9F6F55)
礪茶(とのちゃ)とは、赤黒い茶色のことです。江戸時代の染め色の名で、刃物の研磨に用いる粗い目の砥石の色にちなんでいます。 …続きを読む - ■鳶色-Tobi-iro(#7A380F)
鳶色(とびいろ)とは、猛禽・トビの羽毛の色のような赤暗い茶褐色のことです。 …続きを読む - ■洗朱-Araishu(#D0826C)
洗朱(あらいしゅ)とは、薄い朱色のことで黄色味を帯びた朱色、くすんだ黄赤に近い色のことです。 …続きを読む - ■小豆色-Azuki-iro(#A04940)
小豆色(あずきいろ)とは、赤小豆の実の色のような暗みがかった赤紫のことです。江戸時代になってから色名として用いられていま …続きを読む - ■赤紅-Akabeni(#D81F35)
赤紅(あかべに)とは、鮮やかでさえた紅赤色のことです。江戸初期から愛用された染色で、天保-貞享時代の頃には『赤紅』の鹿の …続きを読む - ■鴇浅葱-tokiasagi(#B88884)
鴇浅葱(ときあさぎ)とは、やや灰色がかった紅色で、長春色より薄い色です。鴇色がかった浅葱色という意味からついた名称と思わ …続きを読む - ■梅鼠-Umenezumi(#AD7984)
梅鼠(うめねずみ)とは、紅梅の花の赤味のある薄い鼠色のことです …続きを読む - ■甚三紅-Jinzamomi(#D23F40)
甚三紅(じんざもみ)とは、蘇芳による紅染めの代用染で黄みがかった紅色のことです。江戸初期の紅花を使わずに『紅梅色』の絹布 …続きを読む - ■退紅-Arazome(#FFB3A7)
退紅(あらぞめ)とは、桜色と一斤染の中間の赤みのごく薄い赤紫色で、色名は褪めた紅の意味です。『延喜弾正台式』では、車馬女 …続きを読む