緑系の色一覧
このカテゴリでは「緑系」の日本の伝統色「83色」の一覧をご紹介します。
- ■中緑-Nakamidori(#00995D)
中緑(なかみどり)とは、青みを含んだ緑色のことです。平安時代の古い色名で、別に『なかのみどり』とも読まれます。 『深緑』 …続きを読む - ■翠色-Suishoku(#007E66)
翠色(すいしょく)とは、カワセミの羽色のような鮮やかな緑色のことです。「みどりいろ」「みどり」とも読まれます。別名は『翠 …続きを読む - ■青柳-Aoyagi(#7BAA17)
青柳(あおやぎ)とは、青みを増した春の柳の葉のような強い黄緑色のことです。古くからの色名で、元は平安時代の重色目に由来し …続きを読む - ■柳色-Yanagi-iro(#ADB445)
柳色(やなぎいろ)とは、初夏の柳の葉色を思わせる明るい黄緑色のことです。古くからの色名で、重色目や織色などにもその名が見 …続きを読む - ■山藍摺-Yamaaizuri(#67A2A0)
山藍摺(やまあいずり)とは、染料植物の山藍で摺り染めた布の色で、灰色がかった青緑のことです。山藍による摺り染めは、『万葉 …続きを読む - ■市紅茶-Shikocha(#887B3E)
市紅茶(しこうちゃ)とは、深く渋い萌黄色のことです。 色名は江戸後期の歌舞伎役者“市川團蔵(五代目)”に由来しています。 …続きを読む - ■山葵色-Wasabi-iro(#8EC298)
山葵色(わさびいろ)とは、すり下ろした山葵のような薄い黄緑色のことです。江戸中期以降、山葵が庶民に普及するのに合わせて生 …続きを読む - ■殿茶-Tonocha(#84a1a8)
殿茶(とのちゃ)とは、灰みがかった青緑色のことです。『沈香茶』の別表記。殿茶の色名は、江戸初期の『御染物聞書日記』に「殿 …続きを読む - ■花萌葱-Hanamoegi(#008D56)
花萌葱(はなもえぎ)とは、若い青ネギの葉のような強く濃い緑色のことです。その名のとおり『萌葱色』の一種で、青系統の代表的 …続きを読む - ■深碧-Shinpeki(#005E15)
深碧(しんぺき)とは、宝石の緑碧玉の色のような力強く深い緑色のことです。色名の「碧 」とは「碧玉」を意味し、碧玉に由来す …続きを読む - ■若葉色-Wakaba-iro(#A4CA68)
若葉色(わかばいろ)とは、夏前の草木の若葉のようなやわらかい黄緑色のことです。「若葉」といえば春のイメージがありますが、 …続きを読む - ■薄緑-Usumidori(#CAE5CD)
薄緑(うすみどり)とは、その名のとおり薄い緑色のことです。『淡緑』とも表記され、その場合は「たんりょく」とも読まれます。 …続きを読む - ■花緑青-Hanarokusho(#5AB5B2)
花緑青(はなろくしょう)とは、明るく渋い青緑色のことです。十九世紀初めのパリで生産された酢酸銅と亜砒酸銅の複塩による緑系 …続きを読む - ■緑青-Rokusho(#5BAD92)
緑青(ろくしょう)とは、銅に生じる錆のような、明るく鈍い青緑色のことです。緑系の代表的な伝統色。孔雀石(マラカイト)から …続きを読む - ■若菜色-Wakana-iro(#CCDE68)
若菜色(わかないろ)とは、初春の若菜のような明るい黄緑色のことです。春先の山菜の色全体を指す爽やかな色ですが、「若菜」が …続きを読む - ■鮮緑-Senryoku(#6CBB5A)
鮮緑(せんりょく)とは、その名のとおり鮮やかな緑色のことです。黒みがなく、純色に近い色。ちなみに、純色とは赤・青・黄・緑 …続きを読む - ■若緑-Wakamidori(#A5CD89)
若緑(わかみどり)とは、みずみずしい松の若葉のような明るく浅い黄緑色のことです。江戸時代からの色名。「若緑」は晩春の季語 …続きを読む - ■鸚緑-Ouryoku(#9FBB00)
鸚緑(おうりょく)とは、オウムの緑色の羽のような、色みの強い黄緑色のことです。オウムは漢字で「鸚鵡」と表記されますが、『 …続きを読む - ■深藍色-fukakiaiiro(#006A66)
深藍色(ふかきあいいろ)とは、『延喜式』に書かれた『藍』で暗い青緑色のことです。『こきらん』とも読まれ、藍と黄蘗を染め重 …続きを読む - ■裏葉色-Uraha-iro(#A4C2A9)
裏葉色(うらはいろ)とは、木の葉や草の葉裏のような渋くくすんだ薄緑色のことです。別に「うらばいろ」とも。『草色』を薄めた …続きを読む - ■薄柳-Usuyanagi(#E0E7AA)
薄柳(うすやなぎ)とは、春の日差しを受けた柳の若葉のような淡い黄緑色のことです。 江戸時代に登場した『柳染』の派生色。薄 …続きを読む - ■孔雀緑-Kujakumidori(#008E74)
孔雀緑(くじゃくみどり)とは、孔雀の美しい青緑の羽のような鮮やかな青緑色のことです。孔雀の羽に見られる青みがかった鮮やか …続きを読む - ■織部-Oribe(#125115)
織部(おりべ)とは、焼き物の織部焼の色のような深みのある美しい暗緑色のことです。色名はその名のとおり織部焼から。織部焼は …続きを読む - ■若芽色-Wakame-iro(#E8EC98)
若芽色(わかめいろ)とは、植物の若い芽のような淡い黄緑色のことです。早春に生え出て間もない草木の芽の色を「若」と「芽」を …続きを読む - ■蒼色-Soushoku(#007655)
蒼色(そうしょく)とは、干した青草のような少し暗い青緑色のことです。色の由来は「蒼」という漢字の成り立ちどおり、「倉」の …続きを読む - ■若草色-Wakakusa-iro(#ABC900)
若草色(わかくさいろ)とは、早春に芽吹いた若草のようなあざやかな黄緑のことです。古くから見られる伝統的な色で、もとは平安 …続きを読む - ■鴨の羽色-Kamonoha-iro(#00695B)
鴨の羽色(かものはいろ)とは、真鴨の頭の羽色に由来する少し暗い青緑色のことです。別に『鴨羽色』『真鴨色』とも。色名の出典 …続きを読む - ■柚葉色-Yuzuha-iro(#006543)
柚葉色(ゆずはいろ)とは、濃く暗い緑色のことです。文字通り柚子の葉に由来する色で、別に「ゆばいろ」とも読まれます。 柚 …続きを読む - ■柳緑-Ryuuryoku(#7BAA17)
柳緑(りゅうりょく)とは、青々とした新緑の柳のような青みの強い黄緑色のことです。禅語の『柳緑花紅』という言葉が出典。元は …続きを読む - ■草色-Kusa-iro(#7B8D42)
草色(くさいろ)とは、若草が色濃くなったようなくすみのある濃い黄緑色のことです。みずみずしい『若草色』が濃くなると草色に …続きを読む - ■黄浅緑-Kiasamidori(#8CB155)
黄浅緑(きあさみどり)とは、鮮やかな黄緑色のことです。「きのあさみどり」とも読まる『浅緑』の派生色。延喜式に『青浅緑』も …続きを読む - ■碧色-Hekishoku(#007F89)
碧色(へきしょく)とは、強い青緑色のことです。碧は「碧玉」を指しており、その中でも「緑碧玉」の色が元になっています。碧玉 …続きを読む - ■青漆-Seishitsu(#184212)
青漆(せいしつ)とは、深く渋い緑色のことです。『青漆』は本来は漆の色塗りの一種で、藍草から取り出した藍蝋などを漆に加えた …続きを読む - ■老緑-Oimidori(#405C36)
老緑(おいみどり)とは、老松の葉のような灰みを帯びた深い緑色のことです。常緑針葉高木の松が年輪を重ねて年を経たものを「老 …続きを読む - ■左伊多津万色-Saitaduma-iro(#327131)
左伊多津万色(さいたづまいろ)とは、よく育った虎杖の葉のような黄味を含んだ濃い緑色のことです。左伊多津万とは「虎杖」の古 …続きを読む - ■胆礬色-Tanba-iro(#007D7A)
胆礬色(たんばいろ)とは、深く渋い青緑色のことです。ちなみに、胆礬とは銅の硫酸塩鉱物でる青い半透明の結晶体のこと。... …続きを読む - ■裏葉柳-Urahayanagi(#C1D8AC)
裏葉柳(うらはやなぎ)とは、淡い黄味を含んだ薄い緑色のことです。別名「裏柳」とも。 柳の葉裏の薄い緑色を表現した染めの色 …続きを読む - ■山鳩色-Yamabato-iro(#767C6B)
山鳩色(やまばといろ)とは、山鳩の羽のような灰味の強い鈍い黄緑色のことです。山鳩とは青鳩のことで、色名はその羽の色に由来 …続きを読む - ■柳煤竹-Yanagisusutake(#4A593D)
柳煤竹(やなぎすすたけ)とは、灰がかった暗い黄緑色のことです。基調色である「煤竹色」が緑味がかったことを表すため「柳」と …続きを読む - ■天鵞絨-veludo(#00451E)
天鵞絨(びろうど)とは、暗い青味の緑色ことです。天鵞絨はポルトガル語の「veludo」またはスペイン語の「velludo …続きを読む - ■若苗色-Wakanae-iro(#C7DC68)
若苗色(わかなえいろ)とは、田植えの時期の若い苗のような新鮮な黄緑色のことです。若苗色の出典は古く、夏の色として平安時代 …続きを読む - ■海松色-Miru-iro(#596327)
海松色(みるいろ)とは、海藻の海松の色を表した茶みを帯びた深い黄緑色のことです。「海松」の名は万葉の頃より見られますが、 …続きを読む - ■柳染-Yanagisome(#93B881)
柳染(やなぎそめ)とは、柳の葉の色のようなかすかに灰色を含んだ黄緑色のことです。別名「柳葉色」とも。 …続きを読む - ■御納戸茶-Onandocha(#465D4C)
御納戸茶(おなんどちゃ)とは、灰味の暗い青色の「御納戸色」に、茶味を加えたような暗い青緑色のことです。 …続きを読む - ■松葉色-Sensaicha(#3F7735)
松葉色(まつばいろ)とは、松の葉のような深みのある渋い青緑色のことです。別名を『松の葉色』とも呼ばれ、「枕草子」にもその …続きを読む - ■仙斎茶-Sensaicha(#474B42)
仙斎茶(せんさいちゃ)とは、千歳緑を茶色がからせたような緑味の渋い茶色のことです。「千歳茶」「千才茶」とも書きます。 …続きを読む - ■藍媚茶-Aikobicha(#555647)
藍媚茶(あいこびちゃ)とは、江戸時代の流行色であるオリーブ系の茶「媚茶」を藍がからせた暗い緑褐色のことです。『諸色染手鑑 …続きを読む - ■青白橡-Aoshirotsurubami(#85916D)
青白橡(あおしろつるばみ)とは、灰味のあるくすんだ黄緑色のことです。宮中の年中行事の作法書『西宮記』に「麹塵与 青白橡 …続きを読む - ■麹塵-Kikujin(#6E7955)
麹塵(きくじん)とは、麹黴のようなくすんだ黄緑色のことです。宮中の年中行事の作法書『西宮記』に「青白橡」と同じ色と記され …続きを読む - ■薄青-Usuao(#A0CEA8)
薄青(うすあお)とは、黄味の淡い浅緑色のことです。緑は現代では緑色系統の総称ですが、昔は緑色を『青』と『萌黄』の色名で表 …続きを読む - ■裏柳-Urayanagi(#C1D8AC)
裏柳(うらやなぎ)とは、柳の葉裏の色からきた色名で淡い黄緑色のことです。「裏葉柳」の別名もあります。 …続きを読む - ■沈香茶-Tonocha(#84a1a8)
沈香茶(とのちゃ)とは、灰みがかった青緑色のことで、別に『殿茶』とも表記します。殿茶の名は『御染物聞書日記』に「殿茶小紋 …続きを読む - ■虫襖-Mushiao(#20604F)
虫襖(むしあお)とは、玉虫の翅のような暗い青味のある緑色のことです。別名「夏虫色」とも。 …続きを読む - ■老竹色-Oitake-iro(#769164)
老竹色(おいたけいろ)は、年を経た意味の灰味をおびた老竹のような、ややくすんで灰色がかった緑色のことです。若々しくみずみ …続きを読む - ■金春色-Konparu-iro(#5AC2D9)
#金春色(こんぱるいろ)とは、明るい緑みの鮮やかな青色のことです。この色は東京・新橋の“金春新道”に置屋のあった芸者が好 …続きを読む - ■浅緑-Asamidori(#9BCF97)
浅緑(あさみどり)とは、春に芽吹いた若葉のような、うすい緑色のこと。または、黄みがかった明るい緑色のことです。別に「あさ …続きを読む - ■苗色-Naeiro(#B0CA71)
苗色(なえいろ)とは、稲の苗のような淡い感じの緑色で、萌葱色の明るい色のことです。夏の色として平安時代から使われてきまし …続きを読む - ■秘色-Hisoku(#abced8)
秘色(ひそく)とは、青磁の肌の色のような浅い緑色のことで、焼き物の青磁の美しい肌色を模した色名です。 …続きを読む - ■常磐色-Tokiwa-iro(#006428)
常磐色(ときわいろ)とは、松や杉などの常緑樹の葉の色のように茶みを含んだ濃い緑色のことです。『常盤色』とも書きます。「常 …続きを読む - ■青磁色-Seiji-iro(#7EBEA5)
青磁色(せいじいろ)とは、青磁の肌の色のような浅い緑色のことです。 …続きを読む - ■威光茶-Ikoucha(#A8A256)
威光茶(いこうちゃ)とは、柳葉色より茶味を帯びた明るい色でやや茶味のある萌黄色のことです。 …続きを読む - ■鶸色-Hiwa-iro(#D6D000)
鶸色(ひわいろ)とは、鶸の羽の色にちなんだ色名で、黄味の強い明るい萌黄色のことです。 …続きを読む - ■柳茶-Yanagicha(#A3A86C)
柳茶(やなぎちゃ)とは、茶がかかった柳染の意で鈍い黄緑色のことです。江戸時代中期に生まれた色で『染物重宝記』にもその名が …続きを読む - ■苔色-Koke-iro(#78882d)
苔色(こけいろ)とは、苔のような深く渋い黄緑色のことです。色名の由来はもちろん苔の色から。由緒ある色名ですが、現代ではモ …続きを読む - ■木賊色-Tokusa-iro(#22825D)
木賊色(とくさいろ)とは、木賊の茎のような青みがかった濃い緑色のことです。別名を『陰萌黄』とも。鎌倉以前からある伝統色名 …続きを読む - ■鶸萌黄-Hiwamoegi(#82AE46)
鶸萌黄(ひわもえぎ)とは、鶸色と萌黄色の中間の色で、黄味の強い黄緑色のことです。江戸中期頃に広く用いられており、『手鑑模 …続きを読む - ■高麗納戸-Kourainando(#104539)
高麗納戸(こうらいなんど)とは、灰がかった暗い青緑色のことです。『高麗納戸』は江戸中期の寛政年間に歌舞伎の大立者“四世・ …続きを読む - ■千歳茶-Senzaicha(#48493F)
千歳茶(せんざいちゃ)とは、千歳緑を茶色がからせた暗い緑褐色のことで、「千哉」「千才」「仙斎」とも書かれます。 …続きを読む - ■岩井茶-Iwaicha(#6F6F43)
岩井茶(いわいちゃ)とは、やや茶みがかった黄緑色のことです。 …続きを読む - ■梅幸茶-Baikoucha(#AAA751)
梅幸茶(ばいこうちゃ)とは、茶味を含んだ淡い萌黄色のことです。 …続きを読む - ■緑-Midori(#327C58)
緑(みどり)とは、おいしげる樹木の葉の色のような深い緑色のことです。光の三原色の一つ。古代から使われている色名で、古くは …続きを読む - ■萌木色-Moegi-iro(#A7BD00)
萌木色(もえぎいろ)とは、春先に新緑が萌え出るような緑色のような冴えた黄緑色のことです。 …続きを読む - ■萌葱色-Moegi-iro(#006D4D)
萌葱色(もえぎいろ)とは、萌え出る葱(ねぎ)の芽のような緑色のことです。 …続きを読む - ■萌黄色-Moegi-iro(#86B81B)
萌黄色(もえぎいろ)とは、春先に萌え出る若葉のようなさえた黄緑色のことです。平安時代から用いられた伝統ある色名で、別に『 …続きを読む - ■鶯色-Uguisu-iro(#838B0D)
鶯色(うぐいすいろ)とは、鶯の羽のような暗くくすんだ黄緑色のことです。江戸時代からの色名ですが、当時は茶系が流行色であっ …続きを読む - ■青緑-Aomidori(#00A497)
青緑(あおみどり)とは、青色とも緑色ともいえない青味がかった緑色のことです。 …続きを読む - ■新橋色-Shinbashi-iro(#5AC2D9)
新橋色(しんばしいろ)とは、明るい緑がかった浅葱色に近い鮮やかな青緑色のことです。明治中期に輸入され、ハイカラな色として …続きを読む - ■白緑-byakuroku(#DAEAD0)
白緑(びゃくろく)とは、鉱物の「孔雀石」から作られる岩絵具の色で淡い緑色のことです。色名の「白」とは「淡い」という意味。 …続きを読む - ■青丹-Aoni(#858954)
青丹(あおに)とは、昔、顔料や化粧料の黛に使われた青粘土のような暗く鈍い黄緑色のことです。 …続きを読む - ■千歳緑-Chitosemidori(#335719)
千歳緑(ちとせみどり)は、松の葉の緑のような濃く暗い緑色のことです。別に「せんざいみどり」「せんざいりょく」とも読まれま …続きを読む - ■若竹色-Wakatake-iro(#7CC28E)
若竹色(わかたけいろ)は、若竹のように黄みの薄い爽やかな緑色のことです。 …続きを読む - ■青竹色-Aotake-iro(#7EBEAB)
青竹色(あおたけいろ)は、成長した青竹の幹のような青みの冴えた明るく濃い緑のことです。 …続きを読む - ■深緑-Fukamidori(#004025)
深緑(ふかみどり)とは、青みと黒みの強い濃い緑色のことです。「ふかきみどり」とも読まれ、常緑樹の葉などの濃い緑色の形容に …続きを読む